前場に注目すべき3つのポイント〜配当志向の物色に向かわせやすい〜
[23/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント〜配当志向の物色に向かわせやすい〜
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■配当志向の物色に向かわせやすい
■スギHD、2Q営業利益 11.9%増 172億円
■前場の注目材料:ヤマハ発、横浜に先進研究開発の新拠点、来年5月稼働
■配当志向の物色に向かわせやすい
27日の日本株市場は、売り一巡後はこう着の強い相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが388ドル安、ナスダックは207ポイント安だった。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内あと1回の利上げの必要性に言及したほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は、金利が7%まで上昇するリスクを警告したため、金利高を警戒した売りが強まった。その後も9月の米消費者信頼感指数や8月の米新築住宅販売件数が予想を下回ったため、スタグフレーション懸念も強まり、一段安となった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比210円安の31870円。円相場は1ドル149円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経平均は昨日の下落で25日、75日線が抵抗線として意識されている。一方で、先週末に付けた32154円を下回ってくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株を中心に下げ幅を広げてくる可能性がありそうだ。ボリンジャーバンドの-1σが32165円辺りで推移しているため、売り一巡後は同水準での底堅さを見極めることになりそうだ。
本日は権利付き最終日となることから配当志向の物色に向かわせやすいだろう。昨日の動きを見ても、指数インパクトの大きい値がさ株が弱い値動きのなか、セクターでは海運、銀行、保険、パルプ・紙が値上がり上位だった。本日も同様の動きが意識されやすいほか、円相場が1ドル149円台と円安に振れて推移しており、自動車など輸出関連への押し目を拾う動きも入りそうである。
また、日経平均の定期入れ替えに伴うリバランスの動きも入っているとみられ、レーザーテック<6920>、ニトリホールディングス<9843>、メルカリ<4385>の押し目狙いが意識されそうだ。反対にリバランスから幅広い採用銘柄が売られることから、インデックスに絡んだ商いを避ける形で、中小型株の一角にも値ごろ感からの買いが入りやすいだろう。本日上場するAVILEN<5591>、オカムラ食品工業<2938>へも短期的な値幅取り狙いの資金流入が見込まれそうだ。
■スギHD、2Q営業利益 11.9%増 172億円
スギHD<7649>が発表した2024年2月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比10.3%増の3665.64億円、営業利益は同11.9%増の172.87億円だった。2024年2月期業績は、売上高が前期比8.5%増の7245億円、営業利益は同4.2%増の330億円とする期首計画を据え置いており、第2四半期営業利益の進捗率は52.3%となる。
■前場の注目材料
・1ドル=149.00-10円
・米原油先物は上昇(90.39、+0.71)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・ヤマハ発<7272>横浜に先進研究開発の新拠点、来年5月稼働
・島津製作所<7701>経産省、バイオものづくり開発推進、凸版などと6テーマ採択
・川崎汽船<9107>海運3社で、水素海上輸送で連携、JSE子会社に出資
・東洋建設<1890>TOB価格引き上げ提案受領、任天堂創業家から
・帝国ホテル<9708>タワー館の一部敷地売却、三井不動産に620億円
・キヤノンマーケティングジャパン<8060>東京日産コンピュータ買収、来月連結子会社に
・ANA<9202>NCA完全子会社化を来年2月1日に変更
・住友商事<8053>ヘルスケア攻勢、東南アで医療費抑制推進・国内在宅医療を拡充
・三井物産<8031>再生ディーゼル・SAF生産、ポルトガル社と合弁
・日産自<7201>欧でEV特化、30年めど全新型車を転換
・コマツ<6301>0.5トン電動ショベル発売、ホンダと共同開発
・出光興産<5019>商船三井と、海洋プラ再資源化実証、生成油生産
・東急建設<1720>東京都市大と、点検ドローンの飛行安定化、プロペラ軸に「穴」
・バルカー<7995>特殊タンク新工場着工、半導体製造向け、25年稼働
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月27-28日分)
<海外>
・10:30 中・8月工業利益(7月:前年比-6.7%)
・10:30 豪・8月消費者物価指数(前年比予想:+5.2%、7月:+4.9%)
<ST>
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■配当志向の物色に向かわせやすい
■スギHD、2Q営業利益 11.9%増 172億円
■前場の注目材料:ヤマハ発、横浜に先進研究開発の新拠点、来年5月稼働
■配当志向の物色に向かわせやすい
27日の日本株市場は、売り一巡後はこう着の強い相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが388ドル安、ナスダックは207ポイント安だった。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内あと1回の利上げの必要性に言及したほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は、金利が7%まで上昇するリスクを警告したため、金利高を警戒した売りが強まった。その後も9月の米消費者信頼感指数や8月の米新築住宅販売件数が予想を下回ったため、スタグフレーション懸念も強まり、一段安となった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比210円安の31870円。円相場は1ドル149円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経平均は昨日の下落で25日、75日線が抵抗線として意識されている。一方で、先週末に付けた32154円を下回ってくるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株を中心に下げ幅を広げてくる可能性がありそうだ。ボリンジャーバンドの-1σが32165円辺りで推移しているため、売り一巡後は同水準での底堅さを見極めることになりそうだ。
本日は権利付き最終日となることから配当志向の物色に向かわせやすいだろう。昨日の動きを見ても、指数インパクトの大きい値がさ株が弱い値動きのなか、セクターでは海運、銀行、保険、パルプ・紙が値上がり上位だった。本日も同様の動きが意識されやすいほか、円相場が1ドル149円台と円安に振れて推移しており、自動車など輸出関連への押し目を拾う動きも入りそうである。
また、日経平均の定期入れ替えに伴うリバランスの動きも入っているとみられ、レーザーテック<6920>、ニトリホールディングス<9843>、メルカリ<4385>の押し目狙いが意識されそうだ。反対にリバランスから幅広い採用銘柄が売られることから、インデックスに絡んだ商いを避ける形で、中小型株の一角にも値ごろ感からの買いが入りやすいだろう。本日上場するAVILEN<5591>、オカムラ食品工業<2938>へも短期的な値幅取り狙いの資金流入が見込まれそうだ。
■スギHD、2Q営業利益 11.9%増 172億円
スギHD<7649>が発表した2024年2月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比10.3%増の3665.64億円、営業利益は同11.9%増の172.87億円だった。2024年2月期業績は、売上高が前期比8.5%増の7245億円、営業利益は同4.2%増の330億円とする期首計画を据え置いており、第2四半期営業利益の進捗率は52.3%となる。
■前場の注目材料
・1ドル=149.00-10円
・米原油先物は上昇(90.39、+0.71)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・ヤマハ発<7272>横浜に先進研究開発の新拠点、来年5月稼働
・島津製作所<7701>経産省、バイオものづくり開発推進、凸版などと6テーマ採択
・川崎汽船<9107>海運3社で、水素海上輸送で連携、JSE子会社に出資
・東洋建設<1890>TOB価格引き上げ提案受領、任天堂創業家から
・帝国ホテル<9708>タワー館の一部敷地売却、三井不動産に620億円
・キヤノンマーケティングジャパン<8060>東京日産コンピュータ買収、来月連結子会社に
・ANA<9202>NCA完全子会社化を来年2月1日に変更
・住友商事<8053>ヘルスケア攻勢、東南アで医療費抑制推進・国内在宅医療を拡充
・三井物産<8031>再生ディーゼル・SAF生産、ポルトガル社と合弁
・日産自<7201>欧でEV特化、30年めど全新型車を転換
・コマツ<6301>0.5トン電動ショベル発売、ホンダと共同開発
・出光興産<5019>商船三井と、海洋プラ再資源化実証、生成油生産
・東急建設<1720>東京都市大と、点検ドローンの飛行安定化、プロペラ軸に「穴」
・バルカー<7995>特殊タンク新工場着工、半導体製造向け、25年稼働
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月27-28日分)
<海外>
・10:30 中・8月工業利益(7月:前年比-6.7%)
・10:30 豪・8月消費者物価指数(前年比予想:+5.2%、7月:+4.9%)
<ST>