28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは116ドル高、金利やドルの上昇一服で安心感
[23/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*07:59JST 28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは116ドル高、金利やドルの上昇一服で安心感
■NY株式:NYダウは116ドル高、金利やドルの上昇一服で安心感
米国株式市場は上昇。ダウ平均は116.07ドル高の33,666.34ドル、ナスダックは108.43ポイント高の13,201.28で取引を終了した。
10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。その後、4-6月期の国内総生産(GDP)や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測も後退し金利低下に伴い買戻しに拍車がかかり、相場は上昇に転じた。ハイテクも買われ、プラス圏で終了。セクター別では自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が上昇した一方で、公益事業が下落した。
在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はヨガアパレルのルルレモン(LULU)とフィットネスコンテンツを巡り5年間の業務提携で合意したと発表し、上昇。ルルレモン(LULU)は軟調となった。配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は新最高財務責任者(CFO)として、半導体メーカー、アナログ・デバイセズでCFOを務めたマヘンドララジャ氏の採用を発表し、買われた。
中古車販売のカーマックス(KMX)は四半期決算で高いローン金利が重しとなり売り上げが低迷したため調整後の1株利益が予想を下回り、下落。ITサービスを提供するアクセンチュア(ACN)は四半期決算で発表した売り上げ見通しが予想を下回り、下落。半導体メーカーのマイクロン・テクノロジー(MU)は昨日引け後に発表した四半期決算でパソコンやスマートフォーンの需要低迷が影響することを理由とし損益見通しが市場の予想を上回る赤字となったことに失望し、下落した。
スポーツ用品メーカ―のナイキ(NKE)は取引終了後に決算を発表。1株利益が予想を上回り、時間外取り引きで上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米Q2GDP確定値が予想下回る、ドル反落
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円50銭まで上昇後、149円15銭まで反落し、149円29銭で引けた。米金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、米4-6月期国内総生産(GDP)確定値が上方修正予想に反し改定値と同水準にとどまり1年ぶり最低の伸びにとどまったほか、8月中古住宅販売成約指数や9月カンザスシティ連銀製造業活動が予想を下回ったため成長減速懸念にドル売りに転じた。さらに、グールズビー米シカゴ連銀総裁が過剰な政策で景気後退につながリスクを警告し金利も低下に転じたためドル売りが継続。
ユーロ・ドルは、1.0518ドルまで弱含んだのち、1.0579ドルまで上昇し、1.0567ドルで引けた。ユーロ・円は157円20銭から157円87銭まで上昇。日欧金利差拡大観測に伴う円売り、ユーロ買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2176ドルへ下落後、1.2225ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9198フランへ上昇後、0.9147フランまで下落した。
■NY原油:反落で91.71ドル、92ドルを下回る
NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:91.71 ↓1.97)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比−1.97ドル(−2.10%)の91.71ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.39ドル-95.03ドル。アジア市場の中盤にかけて95.03ドルまで一段高となったが、需給ひっ迫を警戒した買いはロンドン市場で一巡し、米国市場の後半にかけて91.39ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に92ドルを下回る水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.56ドル +0.29ドル(+1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.19ドル +0.54ドル(+0.66%)
ゴールドマン・サックス(GS)325.20ドル +3.25ドル(+1.01%)
インテル(INTC) 35.18ドル +0.57ドル(+1.65%)
アップル(AAPL) 170.69ドル +0.26ドル(+0.15%)
アルファベット(GOOG) 133.13ドル +1.67ドル(+1.27%)
メタ(META) 303.96ドル +6.22ドル(+2.09%)
キャタピラー(CAT) 276.24ドル +3.53ドル(+1.29%)
アルコア(AA) 28.14ドル +1.94ドル(+7.40%)
ウォルマート(WMT) 162.54ドル +0.82ドル(+0.51%)
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■NY株式:NYダウは116ドル高、金利やドルの上昇一服で安心感
米国株式市場は上昇。ダウ平均は116.07ドル高の33,666.34ドル、ナスダックは108.43ポイント高の13,201.28で取引を終了した。
10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。その後、4-6月期の国内総生産(GDP)や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測も後退し金利低下に伴い買戻しに拍車がかかり、相場は上昇に転じた。ハイテクも買われ、プラス圏で終了。セクター別では自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が上昇した一方で、公益事業が下落した。
在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はヨガアパレルのルルレモン(LULU)とフィットネスコンテンツを巡り5年間の業務提携で合意したと発表し、上昇。ルルレモン(LULU)は軟調となった。配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)は新最高財務責任者(CFO)として、半導体メーカー、アナログ・デバイセズでCFOを務めたマヘンドララジャ氏の採用を発表し、買われた。
中古車販売のカーマックス(KMX)は四半期決算で高いローン金利が重しとなり売り上げが低迷したため調整後の1株利益が予想を下回り、下落。ITサービスを提供するアクセンチュア(ACN)は四半期決算で発表した売り上げ見通しが予想を下回り、下落。半導体メーカーのマイクロン・テクノロジー(MU)は昨日引け後に発表した四半期決算でパソコンやスマートフォーンの需要低迷が影響することを理由とし損益見通しが市場の予想を上回る赤字となったことに失望し、下落した。
スポーツ用品メーカ―のナイキ(NKE)は取引終了後に決算を発表。1株利益が予想を上回り、時間外取り引きで上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米Q2GDP確定値が予想下回る、ドル反落
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円50銭まで上昇後、149円15銭まで反落し、149円29銭で引けた。米金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、米4-6月期国内総生産(GDP)確定値が上方修正予想に反し改定値と同水準にとどまり1年ぶり最低の伸びにとどまったほか、8月中古住宅販売成約指数や9月カンザスシティ連銀製造業活動が予想を下回ったため成長減速懸念にドル売りに転じた。さらに、グールズビー米シカゴ連銀総裁が過剰な政策で景気後退につながリスクを警告し金利も低下に転じたためドル売りが継続。
ユーロ・ドルは、1.0518ドルまで弱含んだのち、1.0579ドルまで上昇し、1.0567ドルで引けた。ユーロ・円は157円20銭から157円87銭まで上昇。日欧金利差拡大観測に伴う円売り、ユーロ買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2176ドルへ下落後、1.2225ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9198フランへ上昇後、0.9147フランまで下落した。
■NY原油:反落で91.71ドル、92ドルを下回る
NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:91.71 ↓1.97)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比−1.97ドル(−2.10%)の91.71ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.39ドル-95.03ドル。アジア市場の中盤にかけて95.03ドルまで一段高となったが、需給ひっ迫を警戒した買いはロンドン市場で一巡し、米国市場の後半にかけて91.39ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に92ドルを下回る水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.56ドル +0.29ドル(+1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 82.19ドル +0.54ドル(+0.66%)
ゴールドマン・サックス(GS)325.20ドル +3.25ドル(+1.01%)
インテル(INTC) 35.18ドル +0.57ドル(+1.65%)
アップル(AAPL) 170.69ドル +0.26ドル(+0.15%)
アルファベット(GOOG) 133.13ドル +1.67ドル(+1.27%)
メタ(META) 303.96ドル +6.22ドル(+2.09%)
キャタピラー(CAT) 276.24ドル +3.53ドル(+1.29%)
アルコア(AA) 28.14ドル +1.94ドル(+7.40%)
ウォルマート(WMT) 162.54ドル +0.82ドル(+0.51%)
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