欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、150円上抜けも上値の重さを意識
[23/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、150円上抜けも上値の重さを意識
29日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。日米金利差により上昇基調を維持し、月末のフローで150円突破の可能性もあろう。ただ、米コアPCE価格指数の鈍化が見込まれるほか、日本の円安けん制姿勢によりドルの上値は重い。
前日発表された米国の新規失業保険申請件数は予想より強く、4-6月期国内総生産(GDP)確定値は底堅い内容で連邦準備制度理事会(FRB)の政策を後押し。ただ、原油高の一服で2007年以来の高水準に達した長期金利が失速すると、ユーロ・ドルは1.0580ドル付近に浮上、ドル・円は149円10銭台に軟化した。本日アジア市場は米金利はやや持ち直したものの、日本政府の為替介入への警戒がドルの上値を抑えた。
この後の海外市場は引き続き米金利にらみ。今晩発表のコアPCE価格指数は前回から鈍化が予想され、金融引き締めへの期待一服で金利高・ドル高を弱める見通し。また、リッチモンド連銀総裁は前日の講演で、追加利上げの見通しに明確な方向性を示さず、今後の政策方針を見極める展開に。一方、ドル・円は月末のフローで心理的節目の150円を上抜ける可能性もあるが、引き続き為替介入が警戒され円売りは縮小しそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・8月住宅ローン承認件数(予想:4.74万件、7月:4.94万件)
・18:00 ユーロ圏・9月消費者物価指数速報値(前年比予想:+4.5%、8月:+5.2%)
・21:00 南ア・8月貿易収支(7月:+160億ランド)
・21:30 米・8月個人所得(前月比予想:+0.4%、7月:+0.2%)
・21:30 米・8月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、7月:+0.8%)
・21:30 米・8月コアPCE価格指数(前年比予想:+3.9%、7月:+4.2%)
・21:30 米・8月卸売在庫速報値(前月比予想:-0.2%、7月:-0.2%)
・22:45 米・9月シカゴ購買部協会景気指数(予想:47.6、8月:48.7)
・23:00 米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:67.7、速報値:67.7)
・01:45 ウィリアムズNY連銀総裁講演(金融政策)
・中国休場(中秋節・国慶節、10/6まで)
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29日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。日米金利差により上昇基調を維持し、月末のフローで150円突破の可能性もあろう。ただ、米コアPCE価格指数の鈍化が見込まれるほか、日本の円安けん制姿勢によりドルの上値は重い。
前日発表された米国の新規失業保険申請件数は予想より強く、4-6月期国内総生産(GDP)確定値は底堅い内容で連邦準備制度理事会(FRB)の政策を後押し。ただ、原油高の一服で2007年以来の高水準に達した長期金利が失速すると、ユーロ・ドルは1.0580ドル付近に浮上、ドル・円は149円10銭台に軟化した。本日アジア市場は米金利はやや持ち直したものの、日本政府の為替介入への警戒がドルの上値を抑えた。
この後の海外市場は引き続き米金利にらみ。今晩発表のコアPCE価格指数は前回から鈍化が予想され、金融引き締めへの期待一服で金利高・ドル高を弱める見通し。また、リッチモンド連銀総裁は前日の講演で、追加利上げの見通しに明確な方向性を示さず、今後の政策方針を見極める展開に。一方、ドル・円は月末のフローで心理的節目の150円を上抜ける可能性もあるが、引き続き為替介入が警戒され円売りは縮小しそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・8月住宅ローン承認件数(予想:4.74万件、7月:4.94万件)
・18:00 ユーロ圏・9月消費者物価指数速報値(前年比予想:+4.5%、8月:+5.2%)
・21:00 南ア・8月貿易収支(7月:+160億ランド)
・21:30 米・8月個人所得(前月比予想:+0.4%、7月:+0.2%)
・21:30 米・8月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、7月:+0.8%)
・21:30 米・8月コアPCE価格指数(前年比予想:+3.9%、7月:+4.2%)
・21:30 米・8月卸売在庫速報値(前月比予想:-0.2%、7月:-0.2%)
・22:45 米・9月シカゴ購買部協会景気指数(予想:47.6、8月:48.7)
・23:00 米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:67.7、速報値:67.7)
・01:45 ウィリアムズNY連銀総裁講演(金融政策)
・中国休場(中秋節・国慶節、10/6まで)
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