Kaito氏インタビュー、Bspeak!がコアなクリプトコミュニティから支持される理由【フィスコ・マーケットレポーター】
[23/11/07]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
*18:00JST Kaito氏インタビュー、Bspeak!がコアなクリプトコミュニティから支持される理由【フィスコ・マーケットレポーター】
以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
主に英語で発信されるweb3分野の一次情報はまだ十分に日本語化されているとは言えません。こうした中で、常に最先端の情報に触れ、情報発信するインフルエンサーたちはどのような経歴を持ち、どのような事を考え、行動しているのでしょうか?
今回は良質なクリプトの日本語情報が現在よりずっと少なかった6年前の2017年からニュースレター、ポッドキャスト番組であるBspeak!の運営を行っているKaito氏(X@CoffeeTimesTW / 以下、カ)にお話を伺いました。
----
※2023年11月7日に執筆
タ「まずはじめに、Kaitoさんの元々のお仕事やweb3に関わったきっかけなど、簡単に自己紹介お願いします。」
カ「2014年にクリプト業界に入りました。大学でコンピュータサイエンスを専攻して、P2Pネットワークの研究をしていたので、いろいろな論文を読んでるうちにビットコインを知りました。そこからブログを書くようになり、それが2017年にニュースレターへと進化しました。仕事としてはNTTで働いた後に、BitMEXで働いたり、リサーチメディアを作ったりしました。直近はスケーリングプロジェクトのINTMAXに共同創業メンバーとして参画しています。」
タ「2014年とはかなり早い時期にビットコインを知ったんですね。ビットコイン以外ではどういうプロジェクトが好きですか? 」
カ「昔からインフラのプロジェクトに興味があります。いろいろな設計やデザインスペースがありますし、オープンソース的に、頭のいい人達がオープンに議論しあって新しいものがどんどん出てくるので、飽きません。」
タ「オープンソースのように開かれた環境というのはまさにクリプトの世界を象徴していますね。この業界は本当に優秀な方たちが集まっていてとても刺激的だと私も感じます。ところでKaitoさんが海外に住まれていると思いますが、どのようにしてそうしたWeb3業界の人たちとネットワーキングをしていますか?」
カ「あまりネットワーキングを意識したことはないのですが、ぼくの場合はニュースレターやポッドキャストで発信をしたり、リサーチの一貫で質問したり、仕事をしていると自然とつながるべき人とつながっていくと思っています。」
タ「Bspeak!は出会いを生むきっかけにもなっているのですね。Bspeak!をはじめたきっかけや、長く継続されているモチベーションなどについて教えていただけますか?」
カ「BlockchainやBitcoinについて話すという意味で、B + speak にしているのと、bespeak(示す、予言する)という英単語をもじって、Bspeak!という名前になっています。(ビックリマークもついてます!) 始めたきっかけですが、2017年あたりにICOブームあたり、プロジェクトや技術の領域が爆発的に伸びて、世界の最先端のトレンドをさっと知れたり、学べるものがほしいなと思ったんです。そういうものは日本語でも英語でもなかったので、自分で作ろうと思いました。最初のほうは今のSubstackというプラットフォームではなく、日本のまぐまぐというサービスを使って配信していました。懐かしいです。
6年間も毎週かかず配信してきて、『モチベーションは何ですか』ってよく聞かれるんですが、自分の研究・調査のためというのと、業界へ貢献できるというのがモチベーションです。ポジティブなフィードバックを頂くのが嬉しくて、辞められなくなりました。無料で配信していますが、今は11,700人のサブスクライバーがいます。ここ数年のメールの開封率は毎回50%を超えていて、webサイト経由でアクセスする人もいるので毎週10,000ほどのview数があります。」
タ「メール開封率50%というのは相当高いですよね。それほど読者が高く評価しているコンテンツの品質はどのように担保しているのですか?情報発信のポリシーや情報の選定基準についての考え方など共有していただけますか?」
カ「情報発信する際のポリシーや選定基準ですが、一次情報をみるようにしています。そうしないとよくわからない事が多いので。具体的には、プロジェクトが出してる記事、ドキュメント、ペーパーあたりを読みます。
選定基準は、今後大切な技術になりそうか、大きく成長していきそうか、次のナラティブになりそうか、まだ人が知らなくて価値のある情報かどうか、僕にしか書けないことかどうか、あたりを念頭においています。AIが置き換えできないようなニュースレター/ポッドキャストとして頑張ります。笑」
タ「様々な観点からコンテンツの品質を維持しているのですね。次のミッションややりたいことがあれば、教えて下さい。」
カ「昨年始めたポッドキャストも徐々に大きくなってきました!英語でも発信していきたいなと思います。また新しいクリエーター・エコノミーが、クリプトによって可能になるかもしれないので、そういうもの出てきたら、いちクリエーターとして利用事例を作っていきたいと思っています。」
タ「日本の情報はまだ十分に英語化されているとは言えませんから、日本が世界から注目されるためにも、Kaitoさんの英語での情報発信は楽しみですね。インタビューさせていただきありがとうございました。」
以上
<TY>
以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(X@web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
主に英語で発信されるweb3分野の一次情報はまだ十分に日本語化されているとは言えません。こうした中で、常に最先端の情報に触れ、情報発信するインフルエンサーたちはどのような経歴を持ち、どのような事を考え、行動しているのでしょうか?
今回は良質なクリプトの日本語情報が現在よりずっと少なかった6年前の2017年からニュースレター、ポッドキャスト番組であるBspeak!の運営を行っているKaito氏(X@CoffeeTimesTW / 以下、カ)にお話を伺いました。
----
※2023年11月7日に執筆
タ「まずはじめに、Kaitoさんの元々のお仕事やweb3に関わったきっかけなど、簡単に自己紹介お願いします。」
カ「2014年にクリプト業界に入りました。大学でコンピュータサイエンスを専攻して、P2Pネットワークの研究をしていたので、いろいろな論文を読んでるうちにビットコインを知りました。そこからブログを書くようになり、それが2017年にニュースレターへと進化しました。仕事としてはNTTで働いた後に、BitMEXで働いたり、リサーチメディアを作ったりしました。直近はスケーリングプロジェクトのINTMAXに共同創業メンバーとして参画しています。」
タ「2014年とはかなり早い時期にビットコインを知ったんですね。ビットコイン以外ではどういうプロジェクトが好きですか? 」
カ「昔からインフラのプロジェクトに興味があります。いろいろな設計やデザインスペースがありますし、オープンソース的に、頭のいい人達がオープンに議論しあって新しいものがどんどん出てくるので、飽きません。」
タ「オープンソースのように開かれた環境というのはまさにクリプトの世界を象徴していますね。この業界は本当に優秀な方たちが集まっていてとても刺激的だと私も感じます。ところでKaitoさんが海外に住まれていると思いますが、どのようにしてそうしたWeb3業界の人たちとネットワーキングをしていますか?」
カ「あまりネットワーキングを意識したことはないのですが、ぼくの場合はニュースレターやポッドキャストで発信をしたり、リサーチの一貫で質問したり、仕事をしていると自然とつながるべき人とつながっていくと思っています。」
タ「Bspeak!は出会いを生むきっかけにもなっているのですね。Bspeak!をはじめたきっかけや、長く継続されているモチベーションなどについて教えていただけますか?」
カ「BlockchainやBitcoinについて話すという意味で、B + speak にしているのと、bespeak(示す、予言する)という英単語をもじって、Bspeak!という名前になっています。(ビックリマークもついてます!) 始めたきっかけですが、2017年あたりにICOブームあたり、プロジェクトや技術の領域が爆発的に伸びて、世界の最先端のトレンドをさっと知れたり、学べるものがほしいなと思ったんです。そういうものは日本語でも英語でもなかったので、自分で作ろうと思いました。最初のほうは今のSubstackというプラットフォームではなく、日本のまぐまぐというサービスを使って配信していました。懐かしいです。
6年間も毎週かかず配信してきて、『モチベーションは何ですか』ってよく聞かれるんですが、自分の研究・調査のためというのと、業界へ貢献できるというのがモチベーションです。ポジティブなフィードバックを頂くのが嬉しくて、辞められなくなりました。無料で配信していますが、今は11,700人のサブスクライバーがいます。ここ数年のメールの開封率は毎回50%を超えていて、webサイト経由でアクセスする人もいるので毎週10,000ほどのview数があります。」
タ「メール開封率50%というのは相当高いですよね。それほど読者が高く評価しているコンテンツの品質はどのように担保しているのですか?情報発信のポリシーや情報の選定基準についての考え方など共有していただけますか?」
カ「情報発信する際のポリシーや選定基準ですが、一次情報をみるようにしています。そうしないとよくわからない事が多いので。具体的には、プロジェクトが出してる記事、ドキュメント、ペーパーあたりを読みます。
選定基準は、今後大切な技術になりそうか、大きく成長していきそうか、次のナラティブになりそうか、まだ人が知らなくて価値のある情報かどうか、僕にしか書けないことかどうか、あたりを念頭においています。AIが置き換えできないようなニュースレター/ポッドキャストとして頑張ります。笑」
タ「様々な観点からコンテンツの品質を維持しているのですね。次のミッションややりたいことがあれば、教えて下さい。」
カ「昨年始めたポッドキャストも徐々に大きくなってきました!英語でも発信していきたいなと思います。また新しいクリエーター・エコノミーが、クリプトによって可能になるかもしれないので、そういうもの出てきたら、いちクリエーターとして利用事例を作っていきたいと思っています。」
タ「日本の情報はまだ十分に英語化されているとは言えませんから、日本が世界から注目されるためにも、Kaitoさんの英語での情報発信は楽しみですね。インタビューさせていただきありがとうございました。」
以上
<TY>