前場に注目すべき3つのポイント〜ギャップアップで最高値更新へ〜
[24/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント〜ギャップアップで最高値更新へ〜
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ギャップアップで最高値更新へ
■日本オラクル、3Q営業利益 9.7%増 577億円
■前場の注目材料:東洋紡、合成系コート材開発増強、医療機器向け
■ギャップアップで最高値更新へ
21日の日本株市場は、米株高の流れを引き継ぐ格好から、ギャップアップで最高値更新が見込まれる。20日の米国市場は、NYダウが401ドル高、ナスダックは202ポイント高だった。米連邦準備制度理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り5会合連続で政策据え置きを決定した。また、金融当局者が依然年内3回の利下げを予想していることやパウエルFRB議長も年内の利下げを想定している姿勢を再表明したため、買い安心感につながった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比735円高の40335円、円相場は1ドル150円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップで始まりそうだ。日経225先物は祝日取引で寄り付き後ほどなくして4万円を回復し、FOMC通過後にロングの流れが強まり、一時40390円まで買われた。7日以来の高値を一気に更新してきたことから、売り方の買い戻しのほか、押し目待ち狙いの買い方においても、エントリータイミングを引き上げてきそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を押し上げてくる可能性が高く、日経平均株価についてもマドを空けての上昇で最高値更新が見込まれる。
日経平均株価は25日線を支持線とした底固めの動きから、日銀会合通過後の上昇でボリンジャーバンドの+1σを捉えた。本日はFOMC通過でこれを一気に上放れる形から、+2σの40450円を捉えてくることになろう。短期的に過熱感が警戒されやすく、7日高値とのダブルトップ形成も意識されるなか、利益確定に伴う売りも入りやすいだろう。ただし、日銀会合ではマイナス金利解除を決めたが、緩和的な政策を継続するほか、FOMCでは年内3回の利下げ方針を維持していることから、円相場は円安傾向を継続している。日米金利差の縮小を狙ったボジションを巻き戻す動きも意識されよう。
そのため、買い一巡後にこう着感が強まる局面においても、押し目買い意欲の強さが意識されそうだ。物色としてはインデックスに絡んだ商いが集中することから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する展開が見込まれる。また、マイクロン・テクノロジーが時間外で大きく買われていることも、支援材料になりそうだ。期末接近で配当志向の物色にも向かいやすい。
■日本オラクル、3Q営業利益 9.7%増 577億円
日本オラクル<4716>が発表した2024年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比8.4%増の1768.83億円、営業利益は同9.7%増の577.06億円だった。第3四半期としては売上高、営業利益、経常利益および純利益ともに過去最高を達成した。ビジネスを成長させていくためのIT投資需要は堅調。東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(40003.60、+263.16)
・NYダウは上昇(39512.13、+401.37)
・ナスダック総合指数は上昇(16369.41、+202.62)
・1ドル=151.40-50円
・シカゴ日経先物は上昇(40335、大阪比+735)
・SOX指数は上昇(4788.18、+75.38)
・VIX指数は低下(13.04、-0.78)
・米長期金利は低下
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・NTT<9432>公募型制度で役員候補育成、経営の資質養う
・オークファン<3674>中国・義烏市場に進出、日本製品展示
・東洋紡<3101>合成系コート材開発増強、医療機器向け
・日揮HD<1963>東北大と、骨再生材の量産化に成功
・NEC<6701>米社と、毎秒100ギガビット衛星間光通信の技術開発で協業
・東京ガス<9531>米テキサスに来月e―メタン開発で子会社
・日清紡HD<3105>ヤマハ発と、レンタルボート航行支援でアプリ活用
・いすゞ自<7202>UD買収から3年、シナジー効果今年度330億円創出
・ラサ商事<3023>下水処理にポンプ提案、残留汚水効率削減
・ブラザー工業<6448>佐賀・鳥栖に営業拠点、ショールーム併設
・酉島製作所<6363>大流量液化水素ポンプの運転試験に成功
・東エレデバ<2760>メーカーへ足場固め、技術商社、付加価値で成長
・NEC<6701>東京医科歯科大と、AIで腰痛セルフケア、改善方法を提示
・大成建設<1801>「バイオ燃料」地産地消へ、北海道産植物をペレット化
・カネカ<4118>有機乳製品を拡充、「A2牛乳」発売
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 2月貿易収支(予想:-7850億円、1月:-1兆7603億円)
<海外>
・06:45 NZ・10-12月期GDP速報値(前年比予想:0.0%、7-9月期:-0.6%)
・09:30 豪・2月失業率(予想:4.0%、1月:4.1%)
・09:30 豪・2月雇用者数増減(予想:+4.00万人、1月:+0.05万人)
<ST>
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ギャップアップで最高値更新へ
■日本オラクル、3Q営業利益 9.7%増 577億円
■前場の注目材料:東洋紡、合成系コート材開発増強、医療機器向け
■ギャップアップで最高値更新へ
21日の日本株市場は、米株高の流れを引き継ぐ格好から、ギャップアップで最高値更新が見込まれる。20日の米国市場は、NYダウが401ドル高、ナスダックは202ポイント高だった。米連邦準備制度理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り5会合連続で政策据え置きを決定した。また、金融当局者が依然年内3回の利下げを予想していることやパウエルFRB議長も年内の利下げを想定している姿勢を再表明したため、買い安心感につながった。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比735円高の40335円、円相場は1ドル150円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップで始まりそうだ。日経225先物は祝日取引で寄り付き後ほどなくして4万円を回復し、FOMC通過後にロングの流れが強まり、一時40390円まで買われた。7日以来の高値を一気に更新してきたことから、売り方の買い戻しのほか、押し目待ち狙いの買い方においても、エントリータイミングを引き上げてきそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を押し上げてくる可能性が高く、日経平均株価についてもマドを空けての上昇で最高値更新が見込まれる。
日経平均株価は25日線を支持線とした底固めの動きから、日銀会合通過後の上昇でボリンジャーバンドの+1σを捉えた。本日はFOMC通過でこれを一気に上放れる形から、+2σの40450円を捉えてくることになろう。短期的に過熱感が警戒されやすく、7日高値とのダブルトップ形成も意識されるなか、利益確定に伴う売りも入りやすいだろう。ただし、日銀会合ではマイナス金利解除を決めたが、緩和的な政策を継続するほか、FOMCでは年内3回の利下げ方針を維持していることから、円相場は円安傾向を継続している。日米金利差の縮小を狙ったボジションを巻き戻す動きも意識されよう。
そのため、買い一巡後にこう着感が強まる局面においても、押し目買い意欲の強さが意識されそうだ。物色としてはインデックスに絡んだ商いが集中することから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する展開が見込まれる。また、マイクロン・テクノロジーが時間外で大きく買われていることも、支援材料になりそうだ。期末接近で配当志向の物色にも向かいやすい。
■日本オラクル、3Q営業利益 9.7%増 577億円
日本オラクル<4716>が発表した2024年5月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比8.4%増の1768.83億円、営業利益は同9.7%増の577.06億円だった。第3四半期としては売上高、営業利益、経常利益および純利益ともに過去最高を達成した。ビジネスを成長させていくためのIT投資需要は堅調。東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加している。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(40003.60、+263.16)
・NYダウは上昇(39512.13、+401.37)
・ナスダック総合指数は上昇(16369.41、+202.62)
・1ドル=151.40-50円
・シカゴ日経先物は上昇(40335、大阪比+735)
・SOX指数は上昇(4788.18、+75.38)
・VIX指数は低下(13.04、-0.78)
・米長期金利は低下
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・NTT<9432>公募型制度で役員候補育成、経営の資質養う
・オークファン<3674>中国・義烏市場に進出、日本製品展示
・東洋紡<3101>合成系コート材開発増強、医療機器向け
・日揮HD<1963>東北大と、骨再生材の量産化に成功
・NEC<6701>米社と、毎秒100ギガビット衛星間光通信の技術開発で協業
・東京ガス<9531>米テキサスに来月e―メタン開発で子会社
・日清紡HD<3105>ヤマハ発と、レンタルボート航行支援でアプリ活用
・いすゞ自<7202>UD買収から3年、シナジー効果今年度330億円創出
・ラサ商事<3023>下水処理にポンプ提案、残留汚水効率削減
・ブラザー工業<6448>佐賀・鳥栖に営業拠点、ショールーム併設
・酉島製作所<6363>大流量液化水素ポンプの運転試験に成功
・東エレデバ<2760>メーカーへ足場固め、技術商社、付加価値で成長
・NEC<6701>東京医科歯科大と、AIで腰痛セルフケア、改善方法を提示
・大成建設<1801>「バイオ燃料」地産地消へ、北海道産植物をペレット化
・カネカ<4118>有機乳製品を拡充、「A2牛乳」発売
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 2月貿易収支(予想:-7850億円、1月:-1兆7603億円)
<海外>
・06:45 NZ・10-12月期GDP速報値(前年比予想:0.0%、7-9月期:-0.6%)
・09:30 豪・2月失業率(予想:4.0%、1月:4.1%)
・09:30 豪・2月雇用者数増減(予想:+4.00万人、1月:+0.05万人)
<ST>