注目銘柄ダイジェスト(前場):レノバ、KOKUSAI、帝人など
[24/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*11:54JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):レノバ、KOKUSAI、帝人など
旭化成<3407>:1030円(-20円)
反落。スウェーデンの製薬会社であるカリディタスの買収を発表している。TOBで全株式を取得し、買収総額は1739億円を見込んでいるもよう。カリディタスは腎疾患向けの薬を米国などで展開している。会社側では、30年度に医薬や医療機器事業の売上高1兆円を目指しているもよう。カリディタスの23年12月期最終損益は約68億円の赤字だが、今後の売上は急拡大の見通しとなっている。本日は資金負担増などを警戒する動きが先行の形に。
レノバ<9519>:1029円(-89円)
大幅反落。野村證券では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を1330円から1000円にまで引き下げている。前日にかけてリバウンドが強まっていたが、戻り売りのきっかけ材料とされているようだ。野村證券では、バイオマス発電の利益率が低下していることから、25年3月期から26年3月期のEBITDA予想を下方修正。会社計画は上回るとみているものの、株価に割安感は乏しいとしている。東京ガスとの提携効果の広がりが今後のカギと。
帝人<3401>:1527.5円(-80.5円)
大幅反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も1850円から1600円に引き下げている。構造改革やアラミドの成長期待などを見込んでいたものの、構造改革については期待感が一定程度織り込まれ、アラミドに関しては価格下落で25年3月期に利益率が大幅悪化見通しのもよう。株価の割安感は特段なくなったと判断しているようだ。
三菱重<7011>:1301円(-56円)
大幅続落。前日に新中期計画を発表している。数値目標として、27年3月期事業利益4500億円以上(25年3月期見通し3500億円)、ROE12%以上(同11.1%)などを掲げているほか、株主還元方針としてはDOEを採用し、年間配当金26円(同22円)を計画している。ほぼ市場の期待通りの水準とみられるが、中計への期待値は事前に高まっていたともみられ、短期的な出尽くし感につながる形となっているもよう。
KOKUSAI<6525>:4360円(+285円)
大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も5000円から5450円に引き上げている。受注減や粗利益率低下、ロックアップ解除に伴う需給懸念などで2月以降の株価は低調推移となっているが、業績面での悪材料は出尽くし、中期的なGAA構造売上拡大、NAND回復での高成長期待から評価を高めているもよう。また、株主還元拡大も26年3月期以降に実現する可能性が高いとしている。
BlueMeme<4069>:1205円(-56円)
大幅に続落。28日に開示する予定だった24年3月期決算発表を29日に再延期すると開示している。発表に向けて作業を進めていたが、決算の確定に時間を要しているため。当初は14日の発表予定だったが、ソフトウェアライセンス販売の会計方針の再検討に伴い、監査法人による検証作業、過年度への影響額精査や訂正要否の判断に時間を要しているとして28日に延期していた。
クオリプス<4894>:4520円(+120円)
上場来高値。東証が制限値幅の上限を2800円に拡大している。下限は通常通り700円で、基準値段は4400円。ストップ高は7200円、ストップ安は3700円となる。クオリプスは早ければ6月にも世界初となるiPS細胞由来心筋細胞シートの製造販売承認を厚生労働省に申請するとの期待から投資資金の流入が続いており、買いが買いを呼ぶ展開となっているようだ。
トラースOP<6696>:618円(+27円)
大幅に反発。取引先からシステム開発案件を受注したと発表している。受注金額は0.29億円(税抜)で、契約納期は5-7月の予定。売上計上は25年1月期第2四半期の予定で、通期の業績予想には織り込み済みとしている。トラース・オン・プロダクト株は前日に年初来高値を更新して705円まで上伸した後、引けにかけて大幅に値を下げており、押し目買いも入っているようだ。
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旭化成<3407>:1030円(-20円)
反落。スウェーデンの製薬会社であるカリディタスの買収を発表している。TOBで全株式を取得し、買収総額は1739億円を見込んでいるもよう。カリディタスは腎疾患向けの薬を米国などで展開している。会社側では、30年度に医薬や医療機器事業の売上高1兆円を目指しているもよう。カリディタスの23年12月期最終損益は約68億円の赤字だが、今後の売上は急拡大の見通しとなっている。本日は資金負担増などを警戒する動きが先行の形に。
レノバ<9519>:1029円(-89円)
大幅反落。野村證券では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を1330円から1000円にまで引き下げている。前日にかけてリバウンドが強まっていたが、戻り売りのきっかけ材料とされているようだ。野村證券では、バイオマス発電の利益率が低下していることから、25年3月期から26年3月期のEBITDA予想を下方修正。会社計画は上回るとみているものの、株価に割安感は乏しいとしている。東京ガスとの提携効果の広がりが今後のカギと。
帝人<3401>:1527.5円(-80.5円)
大幅反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も1850円から1600円に引き下げている。構造改革やアラミドの成長期待などを見込んでいたものの、構造改革については期待感が一定程度織り込まれ、アラミドに関しては価格下落で25年3月期に利益率が大幅悪化見通しのもよう。株価の割安感は特段なくなったと判断しているようだ。
三菱重<7011>:1301円(-56円)
大幅続落。前日に新中期計画を発表している。数値目標として、27年3月期事業利益4500億円以上(25年3月期見通し3500億円)、ROE12%以上(同11.1%)などを掲げているほか、株主還元方針としてはDOEを採用し、年間配当金26円(同22円)を計画している。ほぼ市場の期待通りの水準とみられるが、中計への期待値は事前に高まっていたともみられ、短期的な出尽くし感につながる形となっているもよう。
KOKUSAI<6525>:4360円(+285円)
大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も5000円から5450円に引き上げている。受注減や粗利益率低下、ロックアップ解除に伴う需給懸念などで2月以降の株価は低調推移となっているが、業績面での悪材料は出尽くし、中期的なGAA構造売上拡大、NAND回復での高成長期待から評価を高めているもよう。また、株主還元拡大も26年3月期以降に実現する可能性が高いとしている。
BlueMeme<4069>:1205円(-56円)
大幅に続落。28日に開示する予定だった24年3月期決算発表を29日に再延期すると開示している。発表に向けて作業を進めていたが、決算の確定に時間を要しているため。当初は14日の発表予定だったが、ソフトウェアライセンス販売の会計方針の再検討に伴い、監査法人による検証作業、過年度への影響額精査や訂正要否の判断に時間を要しているとして28日に延期していた。
クオリプス<4894>:4520円(+120円)
上場来高値。東証が制限値幅の上限を2800円に拡大している。下限は通常通り700円で、基準値段は4400円。ストップ高は7200円、ストップ安は3700円となる。クオリプスは早ければ6月にも世界初となるiPS細胞由来心筋細胞シートの製造販売承認を厚生労働省に申請するとの期待から投資資金の流入が続いており、買いが買いを呼ぶ展開となっているようだ。
トラースOP<6696>:618円(+27円)
大幅に反発。取引先からシステム開発案件を受注したと発表している。受注金額は0.29億円(税抜)で、契約納期は5-7月の予定。売上計上は25年1月期第2四半期の予定で、通期の業績予想には織り込み済みとしている。トラース・オン・プロダクト株は前日に年初来高値を更新して705円まで上伸した後、引けにかけて大幅に値を下げており、押し目買いも入っているようだ。
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