29日の米国市場ダイジェスト:NYダウは411ドル安、金利高を警戒
[24/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*07:57JST 29日の米国市場ダイジェスト:NYダウは411ドル安、金利高を警戒
■NY株式:NYダウは411ドル安、金利高を警戒
米国株式市場は下落。ダウ平均は411.32ドル安の38,441.54ドル、ナスダックは99.30ポイント安の16,920.58で取引を終了した。
長期金利の上昇を警戒した売りに寄り付き後、下落。7年債入札の低調な結果や地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて、金利が一段と上昇するとさらに売られた。ナスダックも過去最高値付近からの利益確定売りに押され、相場は終日軟調に推移し、終了。セクター別では、エネルギーや不動産管理・開発の下落が目立った。
独立系エネルギー会社のマラソン・オイル(MRO)は同業コノコフィリップス(COP)による同社買収の交渉協議が進展しているとの報道を受け、上昇。コノコフィリップス(COP)は下落した。著名投資家バフェット氏が運営する保険会社のバークシャーハサウェイ(BRK)はアナリストが投資判断を引き上げ上昇。カジュアル衣料小売りのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は第1四半期の売上高が6四半期連続で増収、通期見通しを引き上げ、買われた。スポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は第1四半期決算でスニーカーやアパレルの売り上げが強く、1株利益が予想を上回ったほか、見通しが好感され、上昇。
一方、航空会社のアメリカン(AAL)は第2四半期の調整後1株利益見通しを下方修正したほか、最高商務責任者(CCO)の退任を発表し、失望感から大きく売られた。また、ヘルスケアのユナイテッドヘルス(UNH)は低所得者を対象とした医療費を援助する連邦政府と州の共同プログラム、メディケア部門のリスクを警告し、下落。
クラウド型ソフトウエア会社のセールスフォース(CRM)は取引終了後に第1四半期決算を発表。調整後の1株利益は予想を上回ったが、第2四半期の収入予想が予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米長期金利上昇を受けてドル買い強まる
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円16銭から157円71銭まで上昇し、157円70銭で引けた。米5月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったほか、今週実施された2年債、5年債に続き7年債入札も冴えず長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも全米のほとんどの地区でわずかな成長が継続したことが明らかになり、ドル買いが継続。
ユーロ・ドルは1.0858ドルから1.0800ドルまで下落し1.0801ドルで引けた。ユーロ・円は、170円76銭から170円21銭まで下落。ポンド・ドルは1.2755ドルから1.2699ドルまで下落。ドル・スイスは0.9113フランへ下落後、0.9141フランへ上昇。
■NY原油:弱含みで79.23ドル、ドル高を意識した売りが入る
NY原油先物7月限は弱含み(NYMEX原油7月限終値:79.23 ↓0.60)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比−0.60ドルの79.23ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.00ドル−80.62ドル。ロンドン市場で80.62ドルまで買われたが、ドル高を意識して上げ渋り、米国市場の後半にかけて79.00ドルまで反落。供給超過の懸念は消えているものの、ポジション調整的な売りやドル高が嫌気されており、通常取引終了後の時間外取引でも主に79ドル台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 38.72ドル -0.60ドル(-1.52%)
モルガン・スタンレー(MS) 97.27ドル -1.40ドル(-1.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)457.17ドル -2.64ドル(-0.57%)
インテル(INTC) 30.13ドル -0.93ドル(-2.99%)
アップル(AAPL) 190.29ドル +0.30ドル(+0.15%)
アルファベット(GOOG) 177.40ドル -0.62ドル(-0.34%)
メタ(META) 474.36ドル -5.56ドル(-1.15%)
キャタピラー(CAT) 338.11ドル -8.36ドル(-2.41%)
アルコア(AA) 43.93ドル +0.73ドル(+1.68%)
ウォルマート(WMT) 64.92ドル -0.12ドル(-0.18%)
<ST>
■NY株式:NYダウは411ドル安、金利高を警戒
米国株式市場は下落。ダウ平均は411.32ドル安の38,441.54ドル、ナスダックは99.30ポイント安の16,920.58で取引を終了した。
長期金利の上昇を警戒した売りに寄り付き後、下落。7年債入札の低調な結果や地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて、金利が一段と上昇するとさらに売られた。ナスダックも過去最高値付近からの利益確定売りに押され、相場は終日軟調に推移し、終了。セクター別では、エネルギーや不動産管理・開発の下落が目立った。
独立系エネルギー会社のマラソン・オイル(MRO)は同業コノコフィリップス(COP)による同社買収の交渉協議が進展しているとの報道を受け、上昇。コノコフィリップス(COP)は下落した。著名投資家バフェット氏が運営する保険会社のバークシャーハサウェイ(BRK)はアナリストが投資判断を引き上げ上昇。カジュアル衣料小売りのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は第1四半期の売上高が6四半期連続で増収、通期見通しを引き上げ、買われた。スポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は第1四半期決算でスニーカーやアパレルの売り上げが強く、1株利益が予想を上回ったほか、見通しが好感され、上昇。
一方、航空会社のアメリカン(AAL)は第2四半期の調整後1株利益見通しを下方修正したほか、最高商務責任者(CCO)の退任を発表し、失望感から大きく売られた。また、ヘルスケアのユナイテッドヘルス(UNH)は低所得者を対象とした医療費を援助する連邦政府と州の共同プログラム、メディケア部門のリスクを警告し、下落。
クラウド型ソフトウエア会社のセールスフォース(CRM)は取引終了後に第1四半期決算を発表。調整後の1株利益は予想を上回ったが、第2四半期の収入予想が予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米長期金利上昇を受けてドル買い強まる
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円16銭から157円71銭まで上昇し、157円70銭で引けた。米5月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったほか、今週実施された2年債、5年債に続き7年債入札も冴えず長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも全米のほとんどの地区でわずかな成長が継続したことが明らかになり、ドル買いが継続。
ユーロ・ドルは1.0858ドルから1.0800ドルまで下落し1.0801ドルで引けた。ユーロ・円は、170円76銭から170円21銭まで下落。ポンド・ドルは1.2755ドルから1.2699ドルまで下落。ドル・スイスは0.9113フランへ下落後、0.9141フランへ上昇。
■NY原油:弱含みで79.23ドル、ドル高を意識した売りが入る
NY原油先物7月限は弱含み(NYMEX原油7月限終値:79.23 ↓0.60)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比−0.60ドルの79.23ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは79.00ドル−80.62ドル。ロンドン市場で80.62ドルまで買われたが、ドル高を意識して上げ渋り、米国市場の後半にかけて79.00ドルまで反落。供給超過の懸念は消えているものの、ポジション調整的な売りやドル高が嫌気されており、通常取引終了後の時間外取引でも主に79ドル台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 38.72ドル -0.60ドル(-1.52%)
モルガン・スタンレー(MS) 97.27ドル -1.40ドル(-1.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)457.17ドル -2.64ドル(-0.57%)
インテル(INTC) 30.13ドル -0.93ドル(-2.99%)
アップル(AAPL) 190.29ドル +0.30ドル(+0.15%)
アルファベット(GOOG) 177.40ドル -0.62ドル(-0.34%)
メタ(META) 474.36ドル -5.56ドル(-1.15%)
キャタピラー(CAT) 338.11ドル -8.36ドル(-2.41%)
アルコア(AA) 43.93ドル +0.73ドル(+1.68%)
ウォルマート(WMT) 64.92ドル -0.12ドル(-0.18%)
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