20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは299ドル高、米利下げ観測が支え
[24/06/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:00JST 20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは299ドル高、米利下げ観測が支え
■NY株式:NYダウは299ドル高、米利下げ観測が支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は299.90ドル高の39,134.76ドル、ナスダックは140.65ポイント安の17,721.59で取引を終了した。
寄り付きはまちまち。新規失業保険申請件数の減少を受けた金利の上昇が嫌気された一方、住宅着工件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数が経済の減速を示し、FRBの利下げ観測が支えとなった。ナスダックは朝方過去最高値を付けたが、午後に入り軟調に推移。株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングを明日に控え、連日上昇を続けていた半導体エヌビディアを中心に売られた。セクター別ではエネルギー、小売りなどが上昇、半導体・同製造装置やテクノロジー・ハード・機器の下落が目立った。
コンサルティング会社アクセンチュア(ACN)は四半期決算が好感され、上昇。バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンス(GILD)はエイズ(HIV)の治療薬として開発中のレナカパビルが感染予防に効果があったとの治験結果を発表し上昇した。住宅建設会社のKBホームズ(KBH)は前営業日の引け後に予想を上回る決算を発表し上昇。再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は原油高に連れ、買われた。電子製造受託大手のジェイビル(JBL)が大幅安。四半期決算は市場予想を上回ったが、自動車・運輸市場の軟調さを警告したことが嫌気された。半導体エヌビディアの下落で同業のマイクロン・テクノロジー(MU)やクアルコム(QCOM)が連れ安となった。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、ミシガン州銀行協会の年次会合で、インフレ率が2%に戻るには1,2年かかるだろうとの見解を示したほか、政策金利の道筋は経済情勢に左右されると強調した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米雇用指標や地区連銀総裁発言受けた金利上昇にドル買い
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、158円25銭へ下落後、158円94銭まで上昇し、158円90銭で引けた。米国の5月住宅着工件数や6月フィラデルフィア連銀業況指数が予想を大きく下振れ低下し、ドル売りが一時強まった。一方、週次の新規失業保険申請件数が前回から減少したことや、ミネアポリス連銀総裁のインフレ目標達成には時間を要するとの発言が金利上昇につながったとみられ、その後ドル買いが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.0731ドルへ上昇後、1.0702ドルまで下落し、1.0703ドルで引けた。ユーロ・円は162円75銭から170円32銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.2694ドルへ上昇後、1.2655ドルまで下落。英中銀は政策金利の据え置き決定も利下げに傾いているとの見方が広がり、ポンド売りになった。ドル・スイスフランは0.8902フランから0.8926フランでもみ合い。スイス中銀の追加利下げを受けてスイスフラン売りが先行した。
■NY原油:続伸で81.29ドル、一時81.52ドルまで値上り
NY原油先物8月限は続伸(NYMEX原油8月限終値:81.29 ↑0.58)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.58ドル(+0.72%)の81.29ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.40ドル−81.52ドル。アジア市場で80.40ドルまで売られたが、押し目買いが入ったことでじり高となり、米国市場の後半にかけて81.52ドルまで値上り。需要増加の期待は持続しているようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に81ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.99ドル 0.00ドル(0.00%)
モルガン・スタンレー(MS) 97.44ドル -0.13ドル(-0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)458.05ドル +0.62ドル(+0.13%)
インテル(INTC) 30.62ドル -0.01ドル(-0.03%)
アップル(AAPL) 209.68ドル -4.61ドル(-2.15%)
アルファベット(GOOG) 177.71ドル +1.26ドル(+0.71%)
メタ(META) 501.70ドル +2.21ドル(+0.44%)
キャタピラー(CAT) 329.13ドル +3.99ドル(+1.22%)
アルコア(AA) 38.98ドル +1.49ドル(+3.97%)
ウォルマート(WMT) 68.01ドル +0.41ドル(+0.60%)
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■NY株式:NYダウは299ドル高、米利下げ観測が支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は299.90ドル高の39,134.76ドル、ナスダックは140.65ポイント安の17,721.59で取引を終了した。
寄り付きはまちまち。新規失業保険申請件数の減少を受けた金利の上昇が嫌気された一方、住宅着工件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数が経済の減速を示し、FRBの利下げ観測が支えとなった。ナスダックは朝方過去最高値を付けたが、午後に入り軟調に推移。株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングを明日に控え、連日上昇を続けていた半導体エヌビディアを中心に売られた。セクター別ではエネルギー、小売りなどが上昇、半導体・同製造装置やテクノロジー・ハード・機器の下落が目立った。
コンサルティング会社アクセンチュア(ACN)は四半期決算が好感され、上昇。バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンス(GILD)はエイズ(HIV)の治療薬として開発中のレナカパビルが感染予防に効果があったとの治験結果を発表し上昇した。住宅建設会社のKBホームズ(KBH)は前営業日の引け後に予想を上回る決算を発表し上昇。再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は原油高に連れ、買われた。電子製造受託大手のジェイビル(JBL)が大幅安。四半期決算は市場予想を上回ったが、自動車・運輸市場の軟調さを警告したことが嫌気された。半導体エヌビディアの下落で同業のマイクロン・テクノロジー(MU)やクアルコム(QCOM)が連れ安となった。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、ミシガン州銀行協会の年次会合で、インフレ率が2%に戻るには1,2年かかるだろうとの見解を示したほか、政策金利の道筋は経済情勢に左右されると強調した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米雇用指標や地区連銀総裁発言受けた金利上昇にドル買い
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、158円25銭へ下落後、158円94銭まで上昇し、158円90銭で引けた。米国の5月住宅着工件数や6月フィラデルフィア連銀業況指数が予想を大きく下振れ低下し、ドル売りが一時強まった。一方、週次の新規失業保険申請件数が前回から減少したことや、ミネアポリス連銀総裁のインフレ目標達成には時間を要するとの発言が金利上昇につながったとみられ、その後ドル買いが優勢になった。
ユーロ・ドルは1.0731ドルへ上昇後、1.0702ドルまで下落し、1.0703ドルで引けた。ユーロ・円は162円75銭から170円32銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.2694ドルへ上昇後、1.2655ドルまで下落。英中銀は政策金利の据え置き決定も利下げに傾いているとの見方が広がり、ポンド売りになった。ドル・スイスフランは0.8902フランから0.8926フランでもみ合い。スイス中銀の追加利下げを受けてスイスフラン売りが先行した。
■NY原油:続伸で81.29ドル、一時81.52ドルまで値上り
NY原油先物8月限は続伸(NYMEX原油8月限終値:81.29 ↑0.58)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.58ドル(+0.72%)の81.29ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.40ドル−81.52ドル。アジア市場で80.40ドルまで売られたが、押し目買いが入ったことでじり高となり、米国市場の後半にかけて81.52ドルまで値上り。需要増加の期待は持続しているようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に81ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.99ドル 0.00ドル(0.00%)
モルガン・スタンレー(MS) 97.44ドル -0.13ドル(-0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)458.05ドル +0.62ドル(+0.13%)
インテル(INTC) 30.62ドル -0.01ドル(-0.03%)
アップル(AAPL) 209.68ドル -4.61ドル(-2.15%)
アルファベット(GOOG) 177.71ドル +1.26ドル(+0.71%)
メタ(META) 501.70ドル +2.21ドル(+0.44%)
キャタピラー(CAT) 329.13ドル +3.99ドル(+1.22%)
アルコア(AA) 38.98ドル +1.49ドル(+3.97%)
ウォルマート(WMT) 68.01ドル +0.41ドル(+0.60%)
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