前場に注目すべき3つのポイント〜出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすい〜
[24/07/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント〜出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすい〜
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすい
■東宝、1Q営業利益 34.1%増 245億円
■前場の注目材料:三菱重工業、三菱重工・川重など3社、「787」機体の減産解除
■出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすい
17日の日本株市場は、米株高を受けて買い先行も、次第に膠着感が強まる展開になりそうだ。16日の米国市場は、NYダウが742ドル高、ナスダックは36ポイント高だった。6月の米小売売上高が予想を上回ったことが好感された。ユナイテッドヘルス・グループは予想を上回る決算が材料視されて大幅高となり、NYダウを押し上げる格好となった。また、モルガンスタンレーやバンク・オブ・アメリカなど銀行株の一角も決算が材料視されて買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比305円高の41545円。円相場は1ドル158円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。ただし、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が軟調だったことから、ナスダックは小幅な上昇にとどまっている。資金シフトの動きともみられるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのインパクトは限られそうである。そのため、シカゴ先物にサヤ寄せして始まった後は、日経平均株価は前日の高値水準で膠着感が強まる可能性がありそうだ。戻りの鈍さが意識されるようだと、利益確定の売りが入りやすくなるだろう。
また、米国ではラッセル2000指数が3%を超える上昇となるなど、大型株から小型株への資金シフトが続いている。東京市場においても足もとでグロース250指数の強さが目立っており、中小型株を見直す動きが意識されやすいだろう。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い一巡後にこう着感が強まる局面においては、出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすいとみておきたい。
また、米国では決算が本格化するなか、大手銀の上昇が目立っており、東京市場においても日銀の政策変更が意識されるなか、メガバンクへの手掛かり材料になりそうである。そのほか、トランプ前大統領の当選確率が上昇しているなか、昨日は三菱重<7011>など防衛関連への物色が目立っていたが、引き続きトランプトレードが意識されやすいと考えられる。
■東宝、1Q営業利益 34.1%増 245億円
東宝<9602>が発表した2025年2月期第1四半期業績は、営業収入が前年同期比15.9%増の859.76億円、営業利益は同34.1%増の245.76億円だった。映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」や「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」、「変な家」などが好調だった。2025年2月期業績は、営業収入が前期比1.2%減の2800億円、営業利益は同7.2%減の550億円とする期首計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(41275.08、+84.40)
・NYダウは上昇(40954.48、+742.76)
・ナスダック総合指数は上昇(18509.34、+36.77)
・シカゴ日経先物は上昇(41545、大阪比+305)
・SOX指数は上昇(5804.03、+26.32)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・三菱重工業<7011>三菱重工・川重など3社、「787」機体の減産解除
・NTTデータG<9613>グローバル人材育成へ新制度、20代から海外派遣
・シャープ<6753>27年度に営業利益率7%、ブランド事業重点
・大日本印刷<7912>クロスアイディに出資、自治体の通知業務変革
・トヨタ自<7203>8月も生産停止、ヤリスクロスなど認証不備3車種
・ANA HD<9202>豊田織機と、羽田で貨物無人搬送、「レベル4」試験運用
・積水化学工業<4204>再生プラ利用拡大、トヨタ・石塚化学などと新団体設立
・レゾナックHD<4004>台湾のハードディスクメディア工場売却
・富士通<6702>LLM日本語強化版開発、カナダ社と提携
・三菱商事<8058>化学品原料で低炭素供給網、フィンランド社と提携
・伊藤忠<8001>台湾でスマートシティー実証、AI使うMaaS導入
・コメ兵HD<2780>米で中古品売買、高級ブランド対象
・プレス工業<7246>工場を部品別に生産集約、設備稼働率を向上
・愛知製鋼<5482>岐阜に新ライン、電動車部品、高まる競争力
・日立建機<6305>稼働機械を効率管理、北米・欧日で提供
・三菱重工業<7011>戦闘機開発の新会社始動、SJACと共同出資
・共和電業<6853>アプトポッドと遠隔でデータ収集・解析、車試験向けシステム
・キヤノン<7751>アドバンスドパッケージング、前工程が狙う新市場
・新日本空調<1952>自然電力子会社など9社で、仮想発電所事業で提携
・東亜建設工業<1885>船舶の運航をAI監視、システム開発
・東洋製罐GHD<5901>UACJと、飲料缶ふたを脱炭素化、再生原料活用
・神戸製鋼所<5406>ベトナム銅板条拠点の開所式
・レンゴー<3941>柴田段ボールを子会社化
・三井不動産<8801>篠塚寛之執行役員「冷食需要に対応」
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:10 日銀・国債買い入れオペ通知
<海外>
・特になし
<ST>
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすい
■東宝、1Q営業利益 34.1%増 245億円
■前場の注目材料:三菱重工業、三菱重工・川重など3社、「787」機体の減産解除
■出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすい
17日の日本株市場は、米株高を受けて買い先行も、次第に膠着感が強まる展開になりそうだ。16日の米国市場は、NYダウが742ドル高、ナスダックは36ポイント高だった。6月の米小売売上高が予想を上回ったことが好感された。ユナイテッドヘルス・グループは予想を上回る決算が材料視されて大幅高となり、NYダウを押し上げる格好となった。また、モルガンスタンレーやバンク・オブ・アメリカなど銀行株の一角も決算が材料視されて買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比305円高の41545円。円相場は1ドル158円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。ただし、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が軟調だったことから、ナスダックは小幅な上昇にとどまっている。資金シフトの動きともみられるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのインパクトは限られそうである。そのため、シカゴ先物にサヤ寄せして始まった後は、日経平均株価は前日の高値水準で膠着感が強まる可能性がありそうだ。戻りの鈍さが意識されるようだと、利益確定の売りが入りやすくなるだろう。
また、米国ではラッセル2000指数が3%を超える上昇となるなど、大型株から小型株への資金シフトが続いている。東京市場においても足もとでグロース250指数の強さが目立っており、中小型株を見直す動きが意識されやすいだろう。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い一巡後にこう着感が強まる局面においては、出遅れている中小型株に物色の矛先が向かいやすいとみておきたい。
また、米国では決算が本格化するなか、大手銀の上昇が目立っており、東京市場においても日銀の政策変更が意識されるなか、メガバンクへの手掛かり材料になりそうである。そのほか、トランプ前大統領の当選確率が上昇しているなか、昨日は三菱重<7011>など防衛関連への物色が目立っていたが、引き続きトランプトレードが意識されやすいと考えられる。
■東宝、1Q営業利益 34.1%増 245億円
東宝<9602>が発表した2025年2月期第1四半期業績は、営業収入が前年同期比15.9%増の859.76億円、営業利益は同34.1%増の245.76億円だった。映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」や「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」、「変な家」などが好調だった。2025年2月期業績は、営業収入が前期比1.2%減の2800億円、営業利益は同7.2%減の550億円とする期首計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(41275.08、+84.40)
・NYダウは上昇(40954.48、+742.76)
・ナスダック総合指数は上昇(18509.34、+36.77)
・シカゴ日経先物は上昇(41545、大阪比+305)
・SOX指数は上昇(5804.03、+26.32)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・三菱重工業<7011>三菱重工・川重など3社、「787」機体の減産解除
・NTTデータG<9613>グローバル人材育成へ新制度、20代から海外派遣
・シャープ<6753>27年度に営業利益率7%、ブランド事業重点
・大日本印刷<7912>クロスアイディに出資、自治体の通知業務変革
・トヨタ自<7203>8月も生産停止、ヤリスクロスなど認証不備3車種
・ANA HD<9202>豊田織機と、羽田で貨物無人搬送、「レベル4」試験運用
・積水化学工業<4204>再生プラ利用拡大、トヨタ・石塚化学などと新団体設立
・レゾナックHD<4004>台湾のハードディスクメディア工場売却
・富士通<6702>LLM日本語強化版開発、カナダ社と提携
・三菱商事<8058>化学品原料で低炭素供給網、フィンランド社と提携
・伊藤忠<8001>台湾でスマートシティー実証、AI使うMaaS導入
・コメ兵HD<2780>米で中古品売買、高級ブランド対象
・プレス工業<7246>工場を部品別に生産集約、設備稼働率を向上
・愛知製鋼<5482>岐阜に新ライン、電動車部品、高まる競争力
・日立建機<6305>稼働機械を効率管理、北米・欧日で提供
・三菱重工業<7011>戦闘機開発の新会社始動、SJACと共同出資
・共和電業<6853>アプトポッドと遠隔でデータ収集・解析、車試験向けシステム
・キヤノン<7751>アドバンスドパッケージング、前工程が狙う新市場
・新日本空調<1952>自然電力子会社など9社で、仮想発電所事業で提携
・東亜建設工業<1885>船舶の運航をAI監視、システム開発
・東洋製罐GHD<5901>UACJと、飲料缶ふたを脱炭素化、再生原料活用
・神戸製鋼所<5406>ベトナム銅板条拠点の開所式
・レンゴー<3941>柴田段ボールを子会社化
・三井不動産<8801>篠塚寛之執行役員「冷食需要に対応」
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:10 日銀・国債買い入れオペ通知
<海外>
・特になし
<ST>