18日の米国市場ダイジェスト:NYダウは103ドル安、FOMC予想通り利下げ開始
[24/09/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:11JST 18日の米国市場ダイジェスト:NYダウは103ドル安、FOMC予想通り利下げ開始
■NY株式:NYダウは103ドル安、FOMC予想通り利下げ開始
米国株式市場は下落。ダウ平均は103.08ドル安の41,503.10ドル、ナスダックは54.76ポイント安の17,573.30で取引を終了した。
連邦公開市場委員会(FOMC)結果を睨み寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで4年ぶり、0.5%利下げを決定すると、一時大幅上昇した。イベント通過で利益確定売りに加え、パウエル議長が会合後の会見で、特に今後の利下げを急ぐ必要はないと指摘すると、終盤にかけ金利上昇に伴い株式相場も下落に転じ、終了。セクター別では、テクノロジー、ハード・機器が上昇した一方で、不動産管理・開発が下落した。
コンタクトレンズなどを扱う医薬品会社のボシュ・ヘルス(BHC)はブラックストーンなど投資会社数社が同社買収を検討していると英フィナンシャルタイムズ紙が報じ、上昇。オンライン決済のペイパル(PYPL)はオンライン小売アマゾン(ANZN)と決済で提携を発表し、上昇した。鉄鋼会社のユナイテッド・ステーツ・スチール(X)は対米外交投資委員会(CFIUS)が日本製鉄に対し、同社買収計画を再申請する許可を与えたとの報道を受けて、上昇。
ノースフェースなどのブランドを運営するアパレル会社のVF(VFC)はアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)は労組のストを受けた資金難への対処として幹部の一時帰休を発表し、下落。
FRBのパウエル議長は会合後の会見で、バランスシート縮小停止は考えていないことを明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米0.5ポイント利下げ決定も緩和急がず、ドルは値動きの荒い展開
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円45銭まで下落後、142円71銭まで上昇し、142円25銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で当初の予想に反し、0.50%ポイントの大幅利下げに踏み切ったほか、スタッフ予測ではさらなる利下げが想定されたため金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、パウエル議長が経済や消費に楽観的な見解を示し、強さを保持していくと言及、さらに、「急いでいない」としたため緊急利下げ観測が後退し、金利が上昇に転じると、ドルの買戻しが強まった。
ユーロ・ドルは1.1189ドルまで上昇後、1.1097ドルへ下落し、1.1118ドルで引けた。ユーロ・円は、157円13銭まで下落後、158円37銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3298ドルまで上昇後、1.3176ドルへ反落。ドル・スイスは0.8391フランまで下落後、0.8463フランへ上昇した。
■NY原油:弱含みで70.91ドル、時間外取引で売りが強まる
NY原油先物10月限は弱含み(NYMEX原油10月限終値:70.91 ↓0.28)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比−0.28ドル(−0.39%)の71.19ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.73ドル−71.48ドル。ロンドン市場で69.73ドルまで売られたが、米国市場の後半にかけて71.48ドルまで買われた。中東情勢の悪化に対する警戒感は消えていないため、押し目買いが入った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に69.92ドルまで反落。ポジション調整的な売りが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.62ドル +0.07ドル(+0.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 99.30ドル -0.54ドル(-0.54%)
ゴールドマン・サックス(GS)484.58ドル -0.81ドル(-0.16%)
インテル(INTC) 20.77ドル -0.70ドル(-3.26%)
アップル(AAPL) 220.69ドル +3.90ドル(+1.79%)
アルファベット(GOOG) 160.81ドル +0.53ドル(+0.33%)
メタ(META) 537.95ドル +1.64ドル(+0.30%)
キャタピラー(CAT) 355.12ドル +1.43ドル(+0.40%)
アルコア(AA) 34.34ドル +0.37ドル(+1.08%)
ウォルマート(WMT) 79.03ドル +0.43ドル(+0.54%)
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■NY株式:NYダウは103ドル安、FOMC予想通り利下げ開始
米国株式市場は下落。ダウ平均は103.08ドル安の41,503.10ドル、ナスダックは54.76ポイント安の17,573.30で取引を終了した。
連邦公開市場委員会(FOMC)結果を睨み寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで4年ぶり、0.5%利下げを決定すると、一時大幅上昇した。イベント通過で利益確定売りに加え、パウエル議長が会合後の会見で、特に今後の利下げを急ぐ必要はないと指摘すると、終盤にかけ金利上昇に伴い株式相場も下落に転じ、終了。セクター別では、テクノロジー、ハード・機器が上昇した一方で、不動産管理・開発が下落した。
コンタクトレンズなどを扱う医薬品会社のボシュ・ヘルス(BHC)はブラックストーンなど投資会社数社が同社買収を検討していると英フィナンシャルタイムズ紙が報じ、上昇。オンライン決済のペイパル(PYPL)はオンライン小売アマゾン(ANZN)と決済で提携を発表し、上昇した。鉄鋼会社のユナイテッド・ステーツ・スチール(X)は対米外交投資委員会(CFIUS)が日本製鉄に対し、同社買収計画を再申請する許可を与えたとの報道を受けて、上昇。
ノースフェースなどのブランドを運営するアパレル会社のVF(VFC)はアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。航空機メーカーのボーイング(BA)は労組のストを受けた資金難への対処として幹部の一時帰休を発表し、下落。
FRBのパウエル議長は会合後の会見で、バランスシート縮小停止は考えていないことを明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米0.5ポイント利下げ決定も緩和急がず、ドルは値動きの荒い展開
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円45銭まで下落後、142円71銭まで上昇し、142円25銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で当初の予想に反し、0.50%ポイントの大幅利下げに踏み切ったほか、スタッフ予測ではさらなる利下げが想定されたため金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、パウエル議長が経済や消費に楽観的な見解を示し、強さを保持していくと言及、さらに、「急いでいない」としたため緊急利下げ観測が後退し、金利が上昇に転じると、ドルの買戻しが強まった。
ユーロ・ドルは1.1189ドルまで上昇後、1.1097ドルへ下落し、1.1118ドルで引けた。ユーロ・円は、157円13銭まで下落後、158円37銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3298ドルまで上昇後、1.3176ドルへ反落。ドル・スイスは0.8391フランまで下落後、0.8463フランへ上昇した。
■NY原油:弱含みで70.91ドル、時間外取引で売りが強まる
NY原油先物10月限は弱含み(NYMEX原油10月限終値:70.91 ↓0.28)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比−0.28ドル(−0.39%)の71.19ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.73ドル−71.48ドル。ロンドン市場で69.73ドルまで売られたが、米国市場の後半にかけて71.48ドルまで買われた。中東情勢の悪化に対する警戒感は消えていないため、押し目買いが入った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に69.92ドルまで反落。ポジション調整的な売りが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.62ドル +0.07ドル(+0.17%)
モルガン・スタンレー(MS) 99.30ドル -0.54ドル(-0.54%)
ゴールドマン・サックス(GS)484.58ドル -0.81ドル(-0.16%)
インテル(INTC) 20.77ドル -0.70ドル(-3.26%)
アップル(AAPL) 220.69ドル +3.90ドル(+1.79%)
アルファベット(GOOG) 160.81ドル +0.53ドル(+0.33%)
メタ(META) 537.95ドル +1.64ドル(+0.30%)
キャタピラー(CAT) 355.12ドル +1.43ドル(+0.40%)
アルコア(AA) 34.34ドル +0.37ドル(+1.08%)
ウォルマート(WMT) 79.03ドル +0.43ドル(+0.54%)
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