20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは38ドル高、追加大幅利下げ期待が下支え
[24/09/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:12JST 20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは38ドル高、追加大幅利下げ期待が下支え
■NY株式:NYダウは38ドル高、追加大幅利下げ期待が下支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.17ドル高の42,063.36ドル、ナスダックは65.66ポイン安の17.948.32で取引を終了した。
材料出尽くし感にまちまちで寄り付いた。その後、利益確定売りやオプション満期絡みの売りに上値が抑制され、相場は下落した。ただ、ダウはソフトランディング期待に底堅く、終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が労働市場の状況次第でさらなる0.5%の利下げの可能性に言及すると、プラス圏を回復し連日過去最高値を更新。一方、長期金利が下げ止まりハイテクは終日軟調で、まちまちで終了した。セクター別では、公益事業が上昇した一方、運輸が下落。
半導体のインテル(INTC)は同業のクアルコム(QCOM)が買収打診したとの報道で、上昇。持続可能なソリューションを生産するエネルギー会社のコンステレーション・エナジー(CEG)は所有するスリーマイル島原子力発電所を再稼働させカーボンフリー電力の総量売却でソフトウエアメーカー、マイクロソフト(MSFT)が人工知能(AI)電力源として同社と20年間の契約合意に達し、大幅高。
スポーツ用品会社のナイキ(NKE)はドナホー最高経営責任者(CEO)兼社長の後任に元幹部のエリオット・ヒル氏を充てる人事が好感され、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアイフォーン16の販売開始で利益確定売りに軟調。住宅建設会社のレナー(LEN)は四半期決算の積極的なインセンティブにより利益率見通しが予想を下回り、下落した。
FRBのボウマン理事は連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを支持した理由として、時期尚早な勝利宣言につながることを回避するため小幅な利下げ開始が望ましいと判断したと説明。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円強含み、日米金利差の縮小観測後退
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円50銭まで下落後、144円49銭まで上昇し、143円91銭で引けた。景気見通しの改善で金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が今後12カ月間利下げの余地があるとの連邦公開市場委員会(FOMC)の見解を明らかにしたほか、労働市場が悪化した場合、再度、0.5%の利下げの可能性も除外せず、ドルは伸び悩んだ。日本の追加利上げ観測後退で円は軟調継続。
ユーロ・ドルは1.1177ドルまで上昇後、1.1136ドルまで下落し、1.1162ドルで引けた。ユーロ・円は、161円00銭から160円50銭まで下落。ポンド・ドルは1.3268ドルへ下落後、1.3332ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8473フランまで下落後、0.8517フランまで上昇した。
■NY原油:下げ渋り、時間外取引で72.40ドルまで値上り
NYMEX原油10月限終値:71.92 ↓0.03
20日のNY原油先物10月限は下げ渋り。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比−0.03ドル(−0.04%)の71.92ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは71.36ドル−72.40ドル。米国市場の前半にかけて71.36ドルまで売られたが、需要減少の懸念は再び後退し、通常取引終了後の時間外取引で72.40ドルまで値上り。底堅い動きを保った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.27ドル -0.60ドル(-1.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.47ドル +1.74ドル(+1.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)498.43ドル -5.40ドル(-1.07%)
インテル(INTC) 21.84ドル +0.70ドル(+3.31%)
アップル(AAPL) 228.20ドル -0.67ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 164.64ドル +1.40ドル(+0.85%)
メタ(META) 561.35ドル +2.25ドル(+0.40%)
キャタピラー(CAT) 368.82ドル -4.49ドル(-1.20%)
アルコア(AA) 33.83ドル -1.09ドル(-3.12%)
ウォルマート(WMT) 79.06ドル +1.02ドル(+1.30%)
<ST>
■NY株式:NYダウは38ドル高、追加大幅利下げ期待が下支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は38.17ドル高の42,063.36ドル、ナスダックは65.66ポイン安の17.948.32で取引を終了した。
材料出尽くし感にまちまちで寄り付いた。その後、利益確定売りやオプション満期絡みの売りに上値が抑制され、相場は下落した。ただ、ダウはソフトランディング期待に底堅く、終盤にかけ連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が労働市場の状況次第でさらなる0.5%の利下げの可能性に言及すると、プラス圏を回復し連日過去最高値を更新。一方、長期金利が下げ止まりハイテクは終日軟調で、まちまちで終了した。セクター別では、公益事業が上昇した一方、運輸が下落。
半導体のインテル(INTC)は同業のクアルコム(QCOM)が買収打診したとの報道で、上昇。持続可能なソリューションを生産するエネルギー会社のコンステレーション・エナジー(CEG)は所有するスリーマイル島原子力発電所を再稼働させカーボンフリー電力の総量売却でソフトウエアメーカー、マイクロソフト(MSFT)が人工知能(AI)電力源として同社と20年間の契約合意に達し、大幅高。
スポーツ用品会社のナイキ(NKE)はドナホー最高経営責任者(CEO)兼社長の後任に元幹部のエリオット・ヒル氏を充てる人事が好感され、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアイフォーン16の販売開始で利益確定売りに軟調。住宅建設会社のレナー(LEN)は四半期決算の積極的なインセンティブにより利益率見通しが予想を下回り、下落した。
FRBのボウマン理事は連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを支持した理由として、時期尚早な勝利宣言につながることを回避するため小幅な利下げ開始が望ましいと判断したと説明。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円強含み、日米金利差の縮小観測後退
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円50銭まで下落後、144円49銭まで上昇し、143円91銭で引けた。景気見通しの改善で金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が今後12カ月間利下げの余地があるとの連邦公開市場委員会(FOMC)の見解を明らかにしたほか、労働市場が悪化した場合、再度、0.5%の利下げの可能性も除外せず、ドルは伸び悩んだ。日本の追加利上げ観測後退で円は軟調継続。
ユーロ・ドルは1.1177ドルまで上昇後、1.1136ドルまで下落し、1.1162ドルで引けた。ユーロ・円は、161円00銭から160円50銭まで下落。ポンド・ドルは1.3268ドルへ下落後、1.3332ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8473フランまで下落後、0.8517フランまで上昇した。
■NY原油:下げ渋り、時間外取引で72.40ドルまで値上り
NYMEX原油10月限終値:71.92 ↓0.03
20日のNY原油先物10月限は下げ渋り。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比−0.03ドル(−0.04%)の71.92ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは71.36ドル−72.40ドル。米国市場の前半にかけて71.36ドルまで売られたが、需要減少の懸念は再び後退し、通常取引終了後の時間外取引で72.40ドルまで値上り。底堅い動きを保った。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.27ドル -0.60ドル(-1.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.47ドル +1.74ドル(+1.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)498.43ドル -5.40ドル(-1.07%)
インテル(INTC) 21.84ドル +0.70ドル(+3.31%)
アップル(AAPL) 228.20ドル -0.67ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 164.64ドル +1.40ドル(+0.85%)
メタ(META) 561.35ドル +2.25ドル(+0.40%)
キャタピラー(CAT) 368.82ドル -4.49ドル(-1.20%)
アルコア(AA) 33.83ドル -1.09ドル(-3.12%)
ウォルマート(WMT) 79.06ドル +1.02ドル(+1.30%)
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