23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは61ドル高、追加利下げやソフトランディング期待
[24/09/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*07:58JST 23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは61ドル高、追加利下げやソフトランディング期待
■NY株式:NYダウは61ドル高、追加利下げやソフトランディング期待
米国株式市場は上昇。ダウ平均は61.29ドル高の42,124.65ドル、ナスダックは25.95ポイント高の17,974.27で取引を終了した。
年内の追加利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。9月サービス業PMIが予想を上回ったことを受けた長期金利の上昇で、相場は一時失速した。しかし、ソフトランディングを期待した買いや連邦準備制度理事会(FRB)高官が追加大幅利下げも除外しない考えを示したため下値も限られ、終盤にかけ持ち直し相場はプラス圏を維持、ダウは連日過去最高値を更新し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。
半導体のインテル(INTC)は投資会社のアポロ・グローバルが同社に数十億ドルの投資を提案したとの報道が好感され、上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はバイデン政権が中国やロシアの企業に関係がある機器を搭載した「コネクテッドカー(つながる車)」の輸入や販売を規制すると発表したため、売り上げ増期待に上昇した。同業のリビアン・オートモーティブ(RIVN)も上昇。持続可能なエネルギーソリューション生産のコンステレーションエナジー(CEG)はスリーマイル原発再稼働計画を受け、アナリストが目標株価を引き上げ、続伸。
航空機メーカーのボーイング(BA)は企業側がストライキ中の労組に対し最終案を提示、合意期待に買われた。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)や自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)はアナリストの投資判断引き下げで、それぞれ下落。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁は向こう1年でもっと多くの利下げを見込んでいると述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:シカゴ連銀総裁のハト派発言でドル買い後退
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円34銭まで上昇後、143円28銭まで下落し、143円60銭で引けた。米8月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のプラスに改善したほか、9月サービス業PMI速報値が予想を上回り長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の追加利下げに言及し、長期金利が低下に転じたためドル買いも後退。
ユーロ・ドルは1.1108ドルから1.1144ドルまで上昇し、1.1112ドルで引けた。ユーロ・円は、160円53銭へ上昇後、159円31銭まで反落。ポンド・ドルは1.3300ドルから1.3359ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8508フランから0.8457フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで70.37ドル、中東情勢のさらなる悪化に対する警戒感は低下
NY原油先物11月限は弱含み(NYMEX原油11月限終値:70.37 ↓0.63)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比−0.63ドル(−0.89%)の70.37ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.49ドル−71.81ドル。米国市場の前半にかけて71.81ドルまで買われたが、中東情勢のさらなる悪化に対する警戒感は低下し、供給不足の懸念は和らいだことから、一時69.49ドルまで値下がり。通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台半ばを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.87ドル -0.40ドル(-0.99%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.47ドル 0.00ドル(0.00%)
ゴールドマン・サックス(GS)497.41ドル -1.02ドル(-0.20%)
インテル(INTC) 22.56ドル +0.72ドル(+3.29%)
アップル(AAPL) 226.47ドル -1.73ドル(-0.75%)
アルファベット(GOOG) 163.07ドル -1.57ドル(-0.95%)
メタ(META) 564.41ドル +3.06ドル(+0.54%)
キャタピラー(CAT) 371.17ドル +2.35ドル(+0.63%)
アルコア(AA) 34.23ドル +0.40ドル(+1.18%)
ウォルマート(WMT) 80.33ドル +1.27ドル(+1.60%)
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■NY株式:NYダウは61ドル高、追加利下げやソフトランディング期待
米国株式市場は上昇。ダウ平均は61.29ドル高の42,124.65ドル、ナスダックは25.95ポイント高の17,974.27で取引を終了した。
年内の追加利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。9月サービス業PMIが予想を上回ったことを受けた長期金利の上昇で、相場は一時失速した。しかし、ソフトランディングを期待した買いや連邦準備制度理事会(FRB)高官が追加大幅利下げも除外しない考えを示したため下値も限られ、終盤にかけ持ち直し相場はプラス圏を維持、ダウは連日過去最高値を更新し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。
半導体のインテル(INTC)は投資会社のアポロ・グローバルが同社に数十億ドルの投資を提案したとの報道が好感され、上昇。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)はバイデン政権が中国やロシアの企業に関係がある機器を搭載した「コネクテッドカー(つながる車)」の輸入や販売を規制すると発表したため、売り上げ増期待に上昇した。同業のリビアン・オートモーティブ(RIVN)も上昇。持続可能なエネルギーソリューション生産のコンステレーションエナジー(CEG)はスリーマイル原発再稼働計画を受け、アナリストが目標株価を引き上げ、続伸。
航空機メーカーのボーイング(BA)は企業側がストライキ中の労組に対し最終案を提示、合意期待に買われた。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)や自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)はアナリストの投資判断引き下げで、それぞれ下落。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁は向こう1年でもっと多くの利下げを見込んでいると述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:シカゴ連銀総裁のハト派発言でドル買い後退
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円34銭まで上昇後、143円28銭まで下落し、143円60銭で引けた。米8月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のプラスに改善したほか、9月サービス業PMI速報値が予想を上回り長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の追加利下げに言及し、長期金利が低下に転じたためドル買いも後退。
ユーロ・ドルは1.1108ドルから1.1144ドルまで上昇し、1.1112ドルで引けた。ユーロ・円は、160円53銭へ上昇後、159円31銭まで反落。ポンド・ドルは1.3300ドルから1.3359ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8508フランから0.8457フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで70.37ドル、中東情勢のさらなる悪化に対する警戒感は低下
NY原油先物11月限は弱含み(NYMEX原油11月限終値:70.37 ↓0.63)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比−0.63ドル(−0.89%)の70.37ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは69.49ドル−71.81ドル。米国市場の前半にかけて71.81ドルまで買われたが、中東情勢のさらなる悪化に対する警戒感は低下し、供給不足の懸念は和らいだことから、一時69.49ドルまで値下がり。通常取引終了後の時間外取引では主に70ドル台半ばを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.87ドル -0.40ドル(-0.99%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.47ドル 0.00ドル(0.00%)
ゴールドマン・サックス(GS)497.41ドル -1.02ドル(-0.20%)
インテル(INTC) 22.56ドル +0.72ドル(+3.29%)
アップル(AAPL) 226.47ドル -1.73ドル(-0.75%)
アルファベット(GOOG) 163.07ドル -1.57ドル(-0.95%)
メタ(META) 564.41ドル +3.06ドル(+0.54%)
キャタピラー(CAT) 371.17ドル +2.35ドル(+0.63%)
アルコア(AA) 34.23ドル +0.40ドル(+1.18%)
ウォルマート(WMT) 80.33ドル +1.27ドル(+1.60%)
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