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ワールドインテック Research Memo(1):不動産事業の急拡大で今期も過去最高業績更新へ

注目トピックス 日本株
ワールドインテック<2429>は、製造業向けを中心とした人材派遣からスタートして研究・開発分野など領域を拡大し、現在は携帯電話販売を中心とした情報通信ビジネス、首都圏や東北圏などで分譲マンションと戸建住宅の開発販売を手掛ける不動産ビジネスと3本の柱で成長中。堅実経営を基本に、M&Aも活用しながら事業規模の拡大を進めている。

2013年12月期の連結業績は、売上高が前期比6.5%増の56,450百万円、営業利益が同73.3%増の2,120百万円と過去最高を更新した。主力の人材・教育ビジネス(派遣事業)について、スマホ関連の電気・電子部品メーカーへの派遣、eコマース企業の物流基地の請負需要などが旺盛で、過去最高業績を牽引した格好に。続く2014年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比25.1%増の70,620百万円、営業利益が同26.4%増の2,680百万円と、2ケタの増収増益と過去最高業績の連続更新を見込んでいる。不動産事業について、首都圏と東北エリアにおけるプロジェクトが寄与して急拡大する見通しだ。

中期経営計画では2016年12月期に売上高1,000億円、営業利益50億円、ROE20%以上を目標に掲げている。セグメント別売上高では、人材・教育ビジネスを今期見込みの370億円から620億円へ、不動産ビジネスを82億円から250億円へと大きく伸ばしていく戦略だ。2016年12月期のEPS水準は145円となる見込みで、配当性向20%を基準とすると1株当たり配当金は29円となる。今後は収益成長とともに配当成長も期待できる企業として注目されよう。

■Check Point
・人材・教育、情報通信、不動産の3事業をバランス良く収益化
・14/12期は不動産事業の急拡大が寄与し2ケタ増収増益継続へ
・2014年7月の持株会社化で人材派遣分野などM&A活発化も

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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