ジャストプランニング---ASPサービス「まかせてネット」の垂直展開と水平展開 で来期2ケタ営業増益へ
[14/03/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
ITサービスのジャストプランニング<4287>は14日、2014年1月期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比10.1%増の18.33億円、営業利益が同1.5%増の4.23億円、経常利益が同1.4%増の4.20億円、純利益が同2.8倍の6.83億円と増収増益で着地した。
セグメント別に見ると、システムソリューション事業と物流ソリューション事業の好調が、好業績をけん引した格好だ。主力のASP事業では、ASPサービス「まかせてネット」の実績稼動店舗数が拡大した。システムソリューション事業では、売上が同53.4%増、セグメント利益が同2倍となった。物流ソリューション事業では、売上が同11.8%増、セグメント利益が同10.0%増となった。
次期に向けて、「外食産業に対する垂直展開」「外食産業以外の異業種に対する水平展開」「ASP事業以外の新規展開」の3つを推進する。外食産業に対する垂直展開では、外食業界向けにASPサービス「まかせてネット」を展開するほか、既に「まかせてネット」を導入している企業に新たな付加価値を提供していく。併せて、システムソリューション事業を展開して、外食チェーン企業等に対する物流ソリューション事業を拡大する。外食産業以外の異業種に対する水平展開では、チェーン展開する企業にとって利便性の高い情報サービス機能を有する「まかせてネット」について、売上・勤怠サービスを中心に、他業種への展開を進めていく。
2015年1月期の業績予想は、売上高が前期比14.5%増の21.00億円、営業利益が同25.1%増の5.30億円、経常利益が同26.0%増の5.30億円、純利益が同53.5%減の3.18億円と、2ケタの営業増益を見込んでいる。
同社は、外食業界向けに売上管理・勤怠管理・仕入管理などのASPサービス「まかせてネット」を提供するITサービス企業である。顧客は中小FC企業が中心で、契約店舗数は2013年7月末で4,023店舗である。スマートフォン、タブレット端末などスマートデバイスに対応した新サービスを拡充し、新規顧客の拡大と新サービスの投入によるARPU(1店舗当たりの売上高)の引き上げで高収益安定成長を目指す。無借金経営で財務体質は良好。
<FA>