ネクスト Research Memo(7):積極的なブランディングやSEO効果により大幅な増収増益
[14/03/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(2)2013年3月期決算の概要
同社<2120>の2013年3月期の業績は、売上高が前期比15.9%増の11,962百万円、営業利益が同67.0%増の1,591百万円、経常利益が同57.7%増の1,549百万円、純利益が同31.8%増の614百万円と大幅な増収増益となった。これは、期初会社予想との対比でも、売上高が115.8%、営業利益が297.4%とともに計画を大きく上回る着地となった。
主力の不動産情報サービスで、総掲載物件数の拡大とともに、ブランディングプロモーションとサイトリニューアル効果により訪問者数が増加し、加盟店数及び加盟店単価ともに期初の想定以上に伸長したことが業績を押し上げた。特にボリュームゾーンの「賃貸・不動産売買」の着実な伸びに加えて、新築一戸建てや新築分譲マンションの領域や、将来的成長を見込んでいる注文住宅・リフォーム分野の伸びも大きかった。
また、利益面では、特集ページの制作費用などで原価率が若干上昇したが、積極的な広告宣伝費(前期比718百万円増)などで販管費が増加したものの、原価率は3.1%と低いため、増収効果による吸収によって営業利益率は大きく上昇した。また、地域情報サービスなど、赤字部門のコスト削減による赤字幅縮小も営業利益率の上昇に寄与した。なお、純利益の伸び率が比較的緩やかなのは、中国子会社関連の特別損失(のれんの減損処理、有価証券評価損など)を計上したことによる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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(2)2013年3月期決算の概要
同社<2120>の2013年3月期の業績は、売上高が前期比15.9%増の11,962百万円、営業利益が同67.0%増の1,591百万円、経常利益が同57.7%増の1,549百万円、純利益が同31.8%増の614百万円と大幅な増収増益となった。これは、期初会社予想との対比でも、売上高が115.8%、営業利益が297.4%とともに計画を大きく上回る着地となった。
主力の不動産情報サービスで、総掲載物件数の拡大とともに、ブランディングプロモーションとサイトリニューアル効果により訪問者数が増加し、加盟店数及び加盟店単価ともに期初の想定以上に伸長したことが業績を押し上げた。特にボリュームゾーンの「賃貸・不動産売買」の着実な伸びに加えて、新築一戸建てや新築分譲マンションの領域や、将来的成長を見込んでいる注文住宅・リフォーム分野の伸びも大きかった。
また、利益面では、特集ページの制作費用などで原価率が若干上昇したが、積極的な広告宣伝費(前期比718百万円増)などで販管費が増加したものの、原価率は3.1%と低いため、増収効果による吸収によって営業利益率は大きく上昇した。また、地域情報サービスなど、赤字部門のコスト削減による赤字幅縮小も営業利益率の上昇に寄与した。なお、純利益の伸び率が比較的緩やかなのは、中国子会社関連の特別損失(のれんの減損処理、有価証券評価損など)を計上したことによる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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