オートバクス---3Qは増益で着地、消費増税駆け込み需要への対応を強化
[14/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
オートバックスセブン<9832>は、カー用品の販売や車検など、クルマに関わる様々なサービスを提供する店舗を全国でフランチャイズ展開する。国内店舗数は2013年12月末時点で568店舗、稼動会員は670万名と、カー用品業界でナンバーワンクラスの地位を確立。海外でも2013年12月末時点で6地域28店舗に展開している。
第3四半期(2013年4-12月期)の連結決算は、売上高が前年同期比2.5%減の1782.97億円、営業利益が同5.7%増の119.66億円、経常利益が同7.3%増の134.40億円、純利益が同20.4%増の79.90億円と増益で着地した。
セグメント別にみると、国内店舗子会社が増収・黒字転換となり、増益をけん引した。売上高については、カーエレクトロニクスの売上減の影響があったものの、FC加盟法人の子会社化や直営店の譲受けに伴う売上増と、タイヤ・ホイールの好調などでセグメント増収となった。利益面では、カーエレクトロニクスの売上減少による粗利ミックスの変化やタイヤ粗利率の改善などにより売上総利益が増加したことで黒字転換を果たした。
期末に向けて、足元の事業環境では、国内新車販売が昨年9月以降に大幅伸長を続けており、消費増税を控えて今後さらに新車需要が本格化し、新車購入時に買い揃える商品群の需要が増加するものと想定されている。このようななかで、同社の取り組みは、クルマ購入者向け商品(カーエレクトロニクス等)の強化、タイヤ・ホイールを中心とした消費増税の駆け込み需要への対応、新車・中古車販売・買取査定の強化、同社でのクルマ購入者向け特典や販促の実施などとなっている。
通期業績予想は計画を据え置いた。売上高が前期比0.5%減の2291.00億円、営業利益が同5.9%増の135.00億円、経常利益が同0.9%増の146.00億円、純利益が同8.0%増の82.00億円としている。通期計画に対する第3四半期末時点の営業利益の進捗率は88.6%と順調である。
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