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C&Gシステムズ Research Memo(6):スポット受注が上乗せされ利益が上方修正される可能性も

注目トピックス 日本株

■決算動向

(2)2014年12月期の通期見通し

会社側では今期(2014年12月期)の通期業績を、売上高3,614百万円(前期比1.9%減)、営業利益244百万円(同10.1%減)、経常利益254百万円(同17.1%減)、当期純利益192百万円(同0.4%減)と予想している。

また、セグメント別売上高及び営業利益は、CAD/CAMシステム等事業では各々3,093百万円(同2.1%減)、203百万円(同10.7%減)、金型製造事業では各々521百万円(同1.3%減)、40百万円(同7.0%減)と予想している。

このように会社側では減収・減益とかなり厳しい予想をしている。ただし、これらの予想は、スポット的な受注(前期で約200百万円ほど)(3Dプリンタ販売を含む)を見込んでおらず、確実に実現可能な保守的な予想とのことである。このような受注はスポット的とはいえ毎年経常的に発生はしており、今期もある程度は上乗せされる可能性がある。C&Gシステムズ<6633>の事業では変動費率が低いため、受注(売上高)が増加すれば、その分は即利益増となる傾向にあるため、売上が上乗せされれば、利益も上方修正される可能性が十分にあると言える。

■今後の展望

同社は中長期の事業方針として以下の3つの方針(戦略)を掲げている。

(a)既存の基幹収益源(国内CAD/CAM事業)の維持・拡張
(b)成長する海外CAD/CAM市場の取り込み
(c)次代収益源との育成:SI事業と3Dプリンタ事業

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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