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注目銘柄ダイジェスト(前場):アステラス製薬、大和ハウス、日本通信など

注目トピックス 日本株

アステラス製薬<4503>:5663円(前日比-151円)
軟調。前日の引け後、去勢抵抗性前立腺ガン治療薬「イクスタンジ」が日本で承認されたと発表している。ただ、適応は化学療法を行った患者(ポストケモ)となっており、化学療法前(プレケモ)は今後に申請を行うことになるようだ。ポストケモ、プレケモ同時承認の可能性が意識されていただけに、ネガティブな見方にもなっているもよう。なお、前日から強まっている主力株のリバランスの流れに、押されている面も多分にあると観測される。

大和ハウス<1925>:1675円(同-58円)
大幅に3日続落。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も2300円から2000円に引き下げへ。新年度の会社計画は保守的な内容となり、利益成長に対する期待感が萎む可能性があると指摘。配当利回りの観点でも、他の住宅大手と比較すると魅力は小さいと。明日には同社が第2位株主となっているサイバーダイン<7779>が上場予定だが、同社の時価総額の水準からは、含み益の拡大期待などが反映される状況にもなりにくい。

Vテク<7717>:319000円(同+16500円)
大幅続伸で年初来高値を更新。岡三では投資判断を「中立」から「強気」に格上げしている。業績予想を上方修正しているほか、同業他社がFPD装置から撤退するなかで、トータルソリューションを提供できる数少ない装置メーカーとして優位性が強まっていることを評価している。今第4四半期の受注モメンタムの好転を映して、来期営業利益は18.3億円、今期予想比3倍強の水準に上方修正している。

Vコマース<2491>:928円(同+84円)
急伸。三菱UFJでは投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1280円としている。中期的に安定成長を期待できるアフィリエイト広告で最大手の1社とみていること、アフィリエイトサービスの売上成長率が今期以降は高水準で安定推移するとみられること、ネット広告に知見の深い新社長の下でコンサルティングサービスへの注力などによる業績拡大が期待できることなどを評価材料として挙げている。

日本ゼオン<4205>:868円(同-7円)
さえない。今期営業利益は前期比3割増の300億円程度になり、従来予想の280億円を上振れするもようとの観測報道が伝わっている。光学フィルムなど高機能材料事業が増益のけん引役に。また、来期営業利益は5%増の315億円になりそうだとも伝わっている。ただ、市場予想は今期が310億円強、来期が330億円強の水準となっており、ポジティブなインパクトが強まる状況にはならず。地合いの悪化に押される格好に。

浜松ホトニクス<6965>:4405円(同+215円)
急伸。前日には個別業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の51億円から71億円に上方修正、今年に入って、国内を中心に医用、産業機器分野での受注が好調に推移しているもよう。連結ベースでは88億円の従来予想に変更はないものの、単独業績のウェイトが高いことから、いずれ上方修正されるとの見方が優勢に。

メイコー<6787>:635円(同+22円)
しっかり。福島工場内の遊休地を利用し、太陽光発電事業を開始すると発表したことが材料視されている。太陽光発電事業への参入により、保有資産の有効活用が図れるほか、工業団地を含めた地域の復興に弾みをつける。なお、15年5月に売電を開始する予定で、14年3月期業績に与える影響はないとしている。

ACKG<2498>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。上期の営業損益見通しを5.8億円の赤字から3.6億円の黒字へ、最終損益を8000万円の赤字から2.9億円の黒字へとそれぞれ上方修正したことが材料視されている。受注残高の増加に対応するため生産体制の強化を行い、第3、4四半期に完了を見込んでいた業務案件の一部が第2四半期に完了する見込みになったと。なお、通期の業績計画については据え置いている。

WSCOPE<6619>:621円(同+43円)
急伸。日系大手リチウムイオン二次電池メーカーの中国工場に対して、リチウムイオン二次電池セパレーターの出荷を開始したと発表したことが材料視されている。同セパレーターは、スマホなど高容化に適した薄膜タイプ。同時に、グローバルに展開する上位リチウムイオン二次電池メーカーから新たに承認を受け、受注したと発表しており関心が高まっている。

日本通信<9424>:20690円(同+3790円)
大幅高。今期の営業利益見通しを6.2億円から7.0億円へと上方修正したことが好感されている。昨年11月からスマホ電話SIMフリーDataをはじめとした新サービスを投入したことなどが奏功し、第4四半期は想定以上に好調に推移しているもよう。四季報予想では従来の会社計画水準が見込まれており、上振れを前向きに評価へ。



<KO>

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