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ヒューマン・メタボローム・テクノロジー<6090> がんエネルギー代謝用解析プランの受注が好調

注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』3月24日放送において、ヒューマン・メタボローム・テクノロジー<6090>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
同社は、生体の代謝成分「メタボローム」の網羅解析技術を用いて、顧客(製薬会社等の研究部門や大学等の研究機関)の研究開発を支援する事業を展開する。同時に、新しい「バイオマーカー(糖尿病における血糖値や、通風における尿酸値のような、特定の疾患に対する指標となる生体由来の代謝物質)」の探索研究や、新しい診断技術の開発、創薬のための基盤技術の提供も手掛ける。2013年12月24日に東証マザーズに上場した直近IPO銘柄。

■足元の業績は
2月12日に、第3四半期累計(2013年4-12月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が3.33億円、営業損益が1.13億円の赤字、経常損益が1.01億円の赤字、純損益が1.03億円の赤字となった。

主力のメタボローム解析事業において、がんエネルギー代謝用解析プラン「C-SCOPE」などの受注が好調で、第3四半期累計の受注額が既に2013年3月期通期の受注額を上回った。ただし、同事業は受注から売上高計上までのリードタイムが比較的長い点には留意する必要がある。

■今後の展開については
期末に向けて、引き続き顧客向けのセミナーやキャンペーンを継続的に行い、がん研究向けの新しい解析プランの販売や、大うつ病性障害のバイオマーカーを活用した体外診断用医薬品の開発に注力していく。また、例年、主力のメタボローム解析事業では、大学や公的研究機関の予算執行の進捗に合わせて、売上高の計上が下期(特に第4四半期)に集中する傾向がある点には注目したいところ。

■通期業績に関しては
通期業績予想は、受注と受注残の状況等を勘案して、昨年12月の上場時に発表した計画を据え置いた。売上高が前期比28.5%増の6.38億円、営業損益が0.10億円の黒字、経常損益が0.26億円の黒字、純損益が0.23億円の黒字を見込んでいる。

■足元の株価動向は
上場後、年末にかけては買い優勢の展開となっていたが、年始からは売り優勢の展開となっている。足元のIPOが不発となっていることも影響した格好に。ただ、今週は人気化が期待されるIPOが控えていることで、こうした直近IPO銘柄の動向にも注目。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送




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