3Dマトリックス Research Memo(7):自己組織化ペプチドの特許が米国で成立
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■その他トピックス
その他、直近のトピックスとしては以下の点が挙げられる。
○メニコンを特許侵害で提訴
2014年1月末に米マサチューセッツ工科大学(MIT)と同社の米子会社が共同で、メニコン及び販売代理店であるB-Bridge International社を連邦地裁に特許侵害で提訴した。メニコンの製品であるPanaceaGelが、MITの保有する自己組織化ペプチド技術の特許侵害を行っていることによるもの。また、同時に同社は米特許庁に対して、メニコンが保有する自己組織化技術に対する特許の正当性に対する異議申し立ても行っている。
同社及びMITによると、メニコンが取得した特許は、同社<7777>の研究員がMITに研究留学していた際に得た情報を基に取得したもので、正当性は認められないとしている。またMITも日本企業との間でこのようなことが発生したことを遺憾に思っており、米国の学術界で日本企業の信用が失われることを懸念している。なお、今回の提訴による業績への影響はないが、同社では知的財産を重要な経営資源として捉えており、今後も知的財産の侵害行為に対しては毅然とした態度で臨んでいくとしている。
○自己組織化ペプチド技術の「膵臓再生特許」取得
2014年2月に、岡山大学と共同で出願していた自己組織化ペプチド技術の膵臓再生特許が米国で成立した。自己組織化ペプチドを足場材にして膵島(膵臓のなかでインスリンなどを分泌する細胞塊)を培養する方法とその応用に関する特許となる。将来的には糖尿病患者に対する膵島移植の分野で貢献することが期待される。なお、同特許に関しては日本で2013年5月に取得済みとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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その他、直近のトピックスとしては以下の点が挙げられる。
○メニコンを特許侵害で提訴
2014年1月末に米マサチューセッツ工科大学(MIT)と同社の米子会社が共同で、メニコン及び販売代理店であるB-Bridge International社を連邦地裁に特許侵害で提訴した。メニコンの製品であるPanaceaGelが、MITの保有する自己組織化ペプチド技術の特許侵害を行っていることによるもの。また、同時に同社は米特許庁に対して、メニコンが保有する自己組織化技術に対する特許の正当性に対する異議申し立ても行っている。
同社及びMITによると、メニコンが取得した特許は、同社<7777>の研究員がMITに研究留学していた際に得た情報を基に取得したもので、正当性は認められないとしている。またMITも日本企業との間でこのようなことが発生したことを遺憾に思っており、米国の学術界で日本企業の信用が失われることを懸念している。なお、今回の提訴による業績への影響はないが、同社では知的財産を重要な経営資源として捉えており、今後も知的財産の侵害行為に対しては毅然とした態度で臨んでいくとしている。
○自己組織化ペプチド技術の「膵臓再生特許」取得
2014年2月に、岡山大学と共同で出願していた自己組織化ペプチド技術の膵臓再生特許が米国で成立した。自己組織化ペプチドを足場材にして膵島(膵臓のなかでインスリンなどを分泌する細胞塊)を培養する方法とその応用に関する特許となる。将来的には糖尿病患者に対する膵島移植の分野で貢献することが期待される。なお、同特許に関しては日本で2013年5月に取得済みとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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