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アーバネットコーポレーション Research Memo(1):投資用ワンルームの開発及び1棟売りによる事業モデルに特徴

注目トピックス 日本株

同社<3242>は、東京23区内を基盤として投資用ワンルームの開発及び1棟販売を基軸事業としている。用地取得から不動産販売会社への卸売りまでを手掛けており、設計・開発に特化しているところに特徴がある。設計事務所からスタートしたデベロッパーとして、機能性やデザイン性に優れた「ものづくり」や、駅近の好立地へのこだわりが入居者からの高い支持を受けるとともに、将来の年金受給などに不安を抱える個人投資家からの堅調な需要に支えられて業績は好調に推移している。

2013年6月期決算は、売上高が前期比4.0%増の7,091百万円、営業利益は同64.2%増の757百万円と、投資用ワンルームの堅調な需要を背景として、特に利益率の改善が図られたことから、大幅な営業増益となった。また、開発物件(仕掛販売用不動産)の期末残高も順調に積み上げ、業容拡大を図ることができた。

2014年6月期第2四半期(累計)決算も、売上高、各利益ともに期初会社予想を上回る着地となり、2014年1月6日には通期会社予想を増額修正(売上高は据え置き)した。修正後の会社予想は、売上高が前期比41.0%増の10,000百万円、営業利益が同47.8%増の1,120百万円と大幅な増収、及び営業増益を見込んでいる。2014年6月期の販売目標500戸に対して既に464戸が契約済みであることから、計画達成の可能性は高いと判断できる。また、2015年6月期も販売目標650戸に対して既に637戸が契約済みであり、しばらくは好調な業績が継続する見通しである。

■Check Point
・機能性やデザイン性に優れた投資用ワンルームの設計・開発に特化
・基幹事業の投資用ワンルームマンション市場は安定した推移
・配当性向30%を目標として利益成長に伴う増配に期待

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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