アーバネットコーポレーション Research Memo(9):通期では大幅な増収及び営業増益を見込む
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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■決算動向
(4)2014年6月期決算の見通し
同社<3242>は、2014年1月16日に2014年6月期の業績予想を修正した。修正後の会社業績予想は、売上高が前期比41.0%増の10,000百万円、営業利益が同47.8%増の1,120百万円、経常利益が同46.4%増の920百万円、当期純利益が同1.3%減の715百万円と大幅な増収、及び営業増益を見込んでいる。
売上高は期初予想を据え置いたものの、営業利益及び経常利益は第2四半期(累計)決算の状況を踏まえて増額修正する一方で、当期純利益は、税効果会計による影響(繰延税金資産の取り崩し130百万円)を見込んで減額修正となった。
前提とする2014年6月期通期の販売戸数は合計500戸を目標としているが、その内、2013年12月末時点で464戸が既に契約済みであることに加えて、買取再販で30戸が商談中となっている。
一方、利益面では、通期での原価率を19.0%と保守的に想定するとともに、販管費では来期(2015年6月期)に販売予定の分譲用コンパクトの広告宣伝費を前倒しで見込んでいるものの、増収による固定費吸収等により通期での営業利益率は11.2%に上昇する見通しとなっている。したがって、工事進行の遅れ等がない限り、2014年6月期の会社予想は達成可能と判断できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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