電算システム Research Memo(8):期初計画未達も2ケタ増益を達成
[14/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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■財務分析
(3)2013年12月期決算
電算システム<3630>の2013年12月期は売上高が前期比5.1%増の24,559百万円、営業利益が同12.5%増の1,016百万円、経常利益が同10.1%増の1,021百万円、当期利益が同14.8%増の593百万円となった。前期比増収増益でおおむね良好な決算であった。
売上高は計画値に対しては約700百万円の未達となった。この要因は、情報サービス事業の中のソフトウエア開発業務において、大口顧客の投資抑制で案件が先送りとなったことが主たる理由である。
利益面では、下期に東濃データセンターの稼働による費用増加があったものの上期が好調だったため、全社の営業利益は前期比、計画対比ともに上回って着地した。セグメント別では、情報サービス事業は計画比で上振れたが、収納代行サービス事業は売上高・利益ともに計画を若干下回った。業況自体は好調であったが、とりわけ国際送金サービス事業において、マーケットの不透明さも手伝って計画を高水準に設定していたため、結果的に未達となった形だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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