ダイキアクシス<4245>公共投資及び民間設備投資など事業環境は良好
[14/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』3月27日放送において、ダイキアクシス<4245>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■会社概要
浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造、施工、販売などを展開する。主な事業は、環境機器関連事業、住宅機器関連事業、その他事業の3つ。
■環境機器関連事業の概要
浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造・施工・販売及び維持管理が中心となる。生活排水処理・産業排水処理・地域集落排水処理の各用途に分類された製品を取り扱う。また、合成樹脂製・コンクリート製など、多くの用途に対応可能で各処理水質に応じた最適な排水処理設備を提供する。なお、集落のし尿・生活雑排水の処理については地域の環境に合わせた設計・施工を行っている。
維持管理については、同社グループで販売・施工を行った施設だけでなく、他社のものについてもメンテナンスを行っている。24時間監視体制やスポット対応など顧客のニーズに合わせたメンテナンス体制を整え、専属の部門が対応している。
その他、地下水を飲料用として利用する地下水飲料化システムを取り扱う。他にも、従来放流していた排水を新たな熱源とする技術(ヒートポンプ技術)を活用した温度差エネルギー設備の施工も行っている。
■住宅機器関連事業
住宅関連商材及び教育関連施設商材の販売、内外装工事を主体とする。一般住宅やマンション向けのシステムキッチン・トイレ・ユニットバスについて、元請けであるゼネコン・地場建築業者・ハウスメーカーへ向けて販売する。体育館やプールなどの教育関連施設・農業用温室等については、行政官庁からの受注に対して、専属人員で対応している。
内外装工事については、ホテルやマンションのタイル工事及び工場建物の屋根工事を主体とする。また、リフォーム事業の拡大から、関連商材を多く取り扱うホームセンターを顧客とした専門部署を設置して、関連商材の販売を行っている。
■その他事業
軽油の代替燃料として、廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料の製造・販売及び製造施設の施工を行っている。また、ボトルウォーターの製造・宅配事業(クリクラ事業)やペット関連商品の製造・販売も行っている。さらに、近年の再生可能エネルギー需要の高まりから、小型風力発電事業にも参入している。
■業績の概要
2月に本決算を発表し、2013年12月期は売上高が前期比13.1%増の307億5300万円、営業利益が同56.1%増の5億2900万円と大幅な増収増益で着地した。
足元の事業環境は、公共投資及び民間設備投資とも改善傾向が見られ、それに伴い同社の業績も堅調に推移している。
環境機器関連事業では、工事物件の完成及び施設維持管理に付随する修繕工事が順調に推移した。また、新型浄化槽の販売を開始したことも業績に寄与した。住宅機器関連事業では、商品の堅調な出荷、及び照明・空調関連の大型案件が業績に貢献した。
■来期の業績見通し
2014年12月期は、売上高が前期比2.8%増の316億円、営業利益は34.2%増の7億1000万円、最終利益は同16.5%増の4億7000万円が計画されている。
環境機器関連事業では、インドネシアでの浄化槽販売が新たに加わるほか、上水事業への注力、温度差エネルギー設備の全国展開及び子会社の利益改善を図る。住宅機器関連事業では、消費税増税の影響が想定されるものの、ホームセンターリテール商材の販売に注力し、前年並の業績確保を目指す。その他事業については、既存事業については小型風力発電装置の販売を開始する。
■株価動向
昨年12月に新規上場し、公開価格1300円に対して初値1351円。2月には一時1120円まで下落したものの、足元では初値水準まで戻し1300円前後でもみあい。業績は順調に拡大見通しも、今期の予想PERは8倍程度、PBRは0.7倍程度に留まり下値余地は限定的。水処理関連のテーマ性なども注目され、見直しが強まる展開に期待。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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■会社概要
浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造、施工、販売などを展開する。主な事業は、環境機器関連事業、住宅機器関連事業、その他事業の3つ。
■環境機器関連事業の概要
浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造・施工・販売及び維持管理が中心となる。生活排水処理・産業排水処理・地域集落排水処理の各用途に分類された製品を取り扱う。また、合成樹脂製・コンクリート製など、多くの用途に対応可能で各処理水質に応じた最適な排水処理設備を提供する。なお、集落のし尿・生活雑排水の処理については地域の環境に合わせた設計・施工を行っている。
維持管理については、同社グループで販売・施工を行った施設だけでなく、他社のものについてもメンテナンスを行っている。24時間監視体制やスポット対応など顧客のニーズに合わせたメンテナンス体制を整え、専属の部門が対応している。
その他、地下水を飲料用として利用する地下水飲料化システムを取り扱う。他にも、従来放流していた排水を新たな熱源とする技術(ヒートポンプ技術)を活用した温度差エネルギー設備の施工も行っている。
■住宅機器関連事業
住宅関連商材及び教育関連施設商材の販売、内外装工事を主体とする。一般住宅やマンション向けのシステムキッチン・トイレ・ユニットバスについて、元請けであるゼネコン・地場建築業者・ハウスメーカーへ向けて販売する。体育館やプールなどの教育関連施設・農業用温室等については、行政官庁からの受注に対して、専属人員で対応している。
内外装工事については、ホテルやマンションのタイル工事及び工場建物の屋根工事を主体とする。また、リフォーム事業の拡大から、関連商材を多く取り扱うホームセンターを顧客とした専門部署を設置して、関連商材の販売を行っている。
■その他事業
軽油の代替燃料として、廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料の製造・販売及び製造施設の施工を行っている。また、ボトルウォーターの製造・宅配事業(クリクラ事業)やペット関連商品の製造・販売も行っている。さらに、近年の再生可能エネルギー需要の高まりから、小型風力発電事業にも参入している。
■業績の概要
2月に本決算を発表し、2013年12月期は売上高が前期比13.1%増の307億5300万円、営業利益が同56.1%増の5億2900万円と大幅な増収増益で着地した。
足元の事業環境は、公共投資及び民間設備投資とも改善傾向が見られ、それに伴い同社の業績も堅調に推移している。
環境機器関連事業では、工事物件の完成及び施設維持管理に付随する修繕工事が順調に推移した。また、新型浄化槽の販売を開始したことも業績に寄与した。住宅機器関連事業では、商品の堅調な出荷、及び照明・空調関連の大型案件が業績に貢献した。
■来期の業績見通し
2014年12月期は、売上高が前期比2.8%増の316億円、営業利益は34.2%増の7億1000万円、最終利益は同16.5%増の4億7000万円が計画されている。
環境機器関連事業では、インドネシアでの浄化槽販売が新たに加わるほか、上水事業への注力、温度差エネルギー設備の全国展開及び子会社の利益改善を図る。住宅機器関連事業では、消費税増税の影響が想定されるものの、ホームセンターリテール商材の販売に注力し、前年並の業績確保を目指す。その他事業については、既存事業については小型風力発電装置の販売を開始する。
■株価動向
昨年12月に新規上場し、公開価格1300円に対して初値1351円。2月には一時1120円まで下落したものの、足元では初値水準まで戻し1300円前後でもみあい。業績は順調に拡大見通しも、今期の予想PERは8倍程度、PBRは0.7倍程度に留まり下値余地は限定的。水処理関連のテーマ性なども注目され、見直しが強まる展開に期待。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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