鉄建---鉄道工事の安全・品質の向上と資格保有者の増強や、バイオマス発電など環境ビジネスの積極的展開へ
[14/04/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
鉄建建設<1815>は、土木建築工事の施工、企画、設計、監修コンサルティングなどを手掛ける中堅ゼネコンである。創業以来、鉄道工事に強く、トンネルや橋梁工事などの鉄道土木事業、駅舎や国鉄宿舎などの鉄道建築事業を中心に実績が多い。鉄道を中心とした交通インフラ分野での実績を積みながら、一般土木や一般建築など幅広い分野で事業拡大を図っているほか、環境エネルギー等の成長分野やリニューアル市場、新たなビジネスモデルへの取り組みにも力を入れている。
第3四半期累計(2013年4-12月期)の連結業績は、売上高が前年同期比11.4%増の865.88億円、営業損益は9.40億円の黒字(前年同期は19.13億円の赤字)、経常損益が4.78億円の黒字(同18.86億円の赤字)、純損益が1.31億円の赤字(同17.29億円の赤字)と、営業黒字転換を果たし、純損益でも赤字幅を大幅に縮小して着地している。
期末に向けて、中期経営計画に掲げた施策に引き続き取り組んでいく。主力の鉄道工事については、大規模な駅改良プロジェクトを着実に実施し、安全・品質の向上や資格保有者の増強によって他社との差を広げる。既存事業では、得意とするトンネルやPC橋(プレストレスト・コンクリート)の土木工事や宿泊施設・老健施設の建築工事においてノウハウを磨く。新規事業では、バイオマス発電など環境ビジネス事業の積極的展開を図る。
通期業績予想は昨年5月に発表した期初計画を据え置いている。売上高が前期比0.3%増の1270.00億円、営業損益が22.00億円の黒字(前期は6.40億円の赤字)、経常損益が19.00億円の黒字(同8.71億円の赤字)、純損益が4.00億円の黒字(同12.34億円の赤字)と、通期でも黒字転換を見込んでいる。
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