ラクオリア創薬---旭化成ファーマとの創薬共同研究が進展、新たな契約を締結
[14/04/14]
提供元:株式会社フィスコ
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バイオベンチャーのラクオリア創薬<4579>は8日、旭化成<3407>の子会社「旭化成ファーマ」との創薬研究に関する新たな段階の共同研究契約を締結したと発表した。
新薬の創出を目指して、特定のイオンチャネル(細胞膜上にイオンの通り道を形成する膜貫通型のタンパク質)を標的とした創薬研究に関するもの。既に同社と旭化成ファーマは2013年11月に共同契約を締結しており、新薬探索に関する共同研究を進めてきた。このたび、同社は一定の共同研究成果を達成してマイルストーン収入を受け取り、新たな段階の共同契約を締結した格好。
なお、同契約により、研究成果に応じたマイルストーンを受け取る権利を得るほか、新たに契約一時金を受領するが、2月14日に公表した今期業績予想は据え置いている。 2014年12月期の業績は、売上高が前期比31.6%増の3.00億円、営業損益が16.84億円の赤字、純損益が2.82億円の赤字を見込んでいる。
同社は、ファイザー日本法人の中央研究所がファイザーから分離独立して設立された創薬開発型のバイオベンチャーである。医薬品の中核となる化合物を創出し、その特許を製薬企業にライセンスアウト(導出)して収入を得るビジネスモデルである。「イオンチャネル」を作用点とする医薬品の開発に強み。効果や安全性の点で期待の大きい「イオンチャネル」分野は、難易度も参入障壁も高いとされているが、同社はファイザーから継承した豊富なノウハウや人材などを活用して、他社をリードする立場にある。
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