アールテック---九州医療センターとVAP-1阻害剤の臨床応用で共同研究
[14/04/28]
提供元:株式会社フィスコ
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創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>は24日、九州医療センターと開発したVAP-1阻害剤動物モデルを用いて眼疾患での臨床応用を目指した共同研究を実施すると発表。
これまでに糖尿病ラットの網膜症に対してVAP-1阻害剤による炎症改善をハーバード大学や糖尿病患者におけるVAP-1の病的意義を北海道大学大学院医学研究科眼科学分野との共同研究で報告している。糖尿病網膜症や加齢黄斑変性など眼疾患の多くは炎症が関連しており、VAP-1が増加していることが知られている。
さらに研究を進め、現在開発中のVAP-1阻害剤の糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫への臨床応用の可能性を九州医療センターの研究グループとともに行う。また、動物モデルを用いた実験的研究は共同研究施設、北海道大学大学院医学研究科眼科学分野にて実施する。
アールテック・ウエノ<4573>は、眼科・皮膚科向けに特化した創薬ベンチャー企業。緑内障・高眼圧症治療薬である「レスキュラ(R)点眼液」の製造販売、便秘症治療薬「アミティーザ(R)カプセル」の受託製造など既に収益化している事業があり、創薬にかかる開発費や安定配当を継続できるだけの収益力、財務体質を確立している。また、開発テーマは医師目線でのニーズが高い医薬品にターゲットを絞り、ミドルリスクでハイリターンが得られる分野に絞っている。
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