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明光ネット Research Memo(9):生徒数拡大の取り組みにより通期では増収増益を維持へ

注目トピックス 日本株
■決算動向

(3)2014年8月期業績見通し

明光ネットワークジャパン<4668>の2014年8月期の連結業績は、売上高が前期比7.8%増の16,470百万円、営業利益が同5.6%増の3,780百万円、経常利益が同4.3%増の3,880百万円、当期純利益が同7.4%増の2,330百万円と増収増益を見込んでいる。

第2四半期時点での通期計画に対する進捗率は、売上高が47.6%、経常利益が52.7%とそれぞれ直近4年間の平均値を若干下回っている。ただ、前述したように明光義塾事業における生徒数拡大に向けた取り組みをおこなっていることから、第3四半期以降での挽回は可能と弊社ではみている。

実際、明光義塾の生徒数は3月に前年同月比0.6%増の130,705名と、7ヶ月ぶりにプラスに転じている。また、1教室当たり生徒数も改善の兆しが出始めており、今後の更なる改善が期待されよう。同社では明光義塾事業の通期売上高見通しについて、直営事業で前期比9.1%増、FC事業で5.1%増を見込んでいる。

予備校事業では新年度の入会者数がやや伸び悩んだ状況ではあるが、引き続き志望校合格に向けた特別講座の実施などにより、通期でも増収増益基調を持続していく考えだ。その他事業に関しても、主力3事業を中心にスクール数の拡大を進めることで、生徒数並びに売上高の拡大を目指す。このうち明光キッズに関しては4月に新たに2校(練馬、光が丘)を開校したが、練馬校の学童保育サービスが4月早々に定員に達するなど好調な滑り出しを見せている。共働き世帯の増加などにより、学童保育の需要は極めて旺盛で今後の展開が注目される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)



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