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ビーエスピー---15年3月期売上高78.4%増、配当は10円増配を計画、企業のIT投資が増加傾向で推移する可能性

注目トピックス 日本株
独立系ソフトウェア開発のビーエスピー<3800>は8日、2014年3月期決算を発表。売上高は前期比6.9%増の42.03億円、営業利益が同10.0%増の11.81億円、経常利益が同13.3%増の12.41億円、純利益が同12.7%増の7.99億円だった。4月1日に業績予想を上方修正しており、これに沿った着地になっている。

プロダクト事業の売上高は前期比13.3%増の15.24億円、営業損失は4.43(前期は5.02億円の損失)だった。大型案件を受注したことや、ITサービスマネジメント分野の受注好調を受け、製品売上および技術支援サービス売上、保守サービス売上ともに前期比で増加。また、海外売上においては、中国上海の日系企業を中心に製品販売が増加している。

メインフレーム事業の売上高は同2.1%減の23.59億円、営業利益は同1.9%減の16.97億円。金融業界や生損保業界における災害対策強化に向けた取り組みの動きのなか、システム統合や増強のニーズが高まることを見据え、同業界への重点的な提案活動を行った。

ソリューション事業の売上高は同7.4%増の1.88億円、営業利益は同205.4%増の0.16億円だった。コンサルティングからシステム運用設計、日々の運用まで含めた顧客のITシステム運用をトータルで支援する提案が奏功し、大型案件を受注するなど堅調に推移した。第3四半期からの新セグメントである運用BPO事業は、システム移行案件やサービスデスク構築案件を受注するなど、予定通りの立ち上がりとなっている。

なお、15年3月期については、売上高が前期比78.4%増の75.00億円、営業利益が同16.8%増の13.80億円、経常利益が同17.6%増の14.60億円、純利益が同11.3%増の8.90億円を見込んでいる。企業のIT投資動向が増加傾向で推移する可能性。また、ビーコンITをグループに加えたことにより、事業領域の整理と事業戦略の再構築を行う計画だ。その過程で、収益性はいったん、踊り場となるが、グループが次なる事業成長に向けて必要となるステージだと認識している。15年3月期の年間配当予想については、14年3月期の年60円(中間配当30円、期末配当予定30円)計画に対し、10円増配して年70円(中間配当35円、期末配当35円)を予想している。

また、併せて株主優待制度の導入について発表している。2015年3月31日から、毎年3月31日現在の1単元(100株)以上保有する株主を対象に、保有株数に応じてJCBギフトカードを送る。100株以上500株未満でJCB ギフトカード2000円分、500株以上でJCBギフトカード4000円分となる。

ビーエスピー<3800>は独立系ソフトウェア開発会社。企業の基幹業務系ITシステムを運用管理するためのソフトウェア製品の開発・販売・サポートを手掛ける。オープン系製品を取り扱う「プロダクト事業」、メインフレーム系製品を取り扱う「メインフレーム事業」が主力。



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