ジャストプランニング Research Memo(6):ASP事業はARPU低下するも契約店舗数の増加で増収確保
[14/05/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算概要
(1)2014年1月期連結業績
○ASP事業
ASP事業の業績は、売上高が前期比2.4%増の892百万円、売上総利益が同0.4%減の683百万円となった。売上高は2期連続で増収となったが、利益はほぼ前期並みにとどまり、また総利益率は76.5%と2期連続の低下となった。
契約店舗数は2014年1月末時点で4,234店舗と前期末比で258店舗増加し、過去最高水準となった。新規契約として比較的大型の顧客(170店舗規模)を1社獲得したほか、既存顧客における新規出店も引き続き旺盛だった。解約が121店舗と前期よりも拡大したが、このうち100店舗ほどは1社の解約(2013年4月)によるもので、これを除けば解約数も減少傾向が続いていると言える。
契約店舗数が期末ベースで6.5%の増加であったのに対して、増収率が2.4%と小幅にとどまったのは、ARPU(1ユーザー当たり平均売上高)が低下したことが主因となっている。契約するサービスメニューが、売上管理や勤怠管理など単機能に限定した契約の比率が上昇したこと、また、契約の際の値引き要請が強かったことなどがARPU低下の要因として考えられる。利益率の低下に関しては、開発費の増加(人件費の増加)が影響しているものと考えられる。ジャストプランニング<4287>の場合、システムの開発期間として50店舗クラスだとおよそ3ヶ月程度で済むが、100店舗以上の大規模チェーン店となるとカスタマイズ作業を含め1年程度かかるため、顧客の要求によっては開発コストがかさむ傾向(利益率低下)にあるためだ。なお、新サービスとして投入した「まかせてタッチ」や「AppCRM」に関しては、当期はほとんど売上高に寄与していない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)2014年1月期連結業績
○ASP事業
ASP事業の業績は、売上高が前期比2.4%増の892百万円、売上総利益が同0.4%減の683百万円となった。売上高は2期連続で増収となったが、利益はほぼ前期並みにとどまり、また総利益率は76.5%と2期連続の低下となった。
契約店舗数は2014年1月末時点で4,234店舗と前期末比で258店舗増加し、過去最高水準となった。新規契約として比較的大型の顧客(170店舗規模)を1社獲得したほか、既存顧客における新規出店も引き続き旺盛だった。解約が121店舗と前期よりも拡大したが、このうち100店舗ほどは1社の解約(2013年4月)によるもので、これを除けば解約数も減少傾向が続いていると言える。
契約店舗数が期末ベースで6.5%の増加であったのに対して、増収率が2.4%と小幅にとどまったのは、ARPU(1ユーザー当たり平均売上高)が低下したことが主因となっている。契約するサービスメニューが、売上管理や勤怠管理など単機能に限定した契約の比率が上昇したこと、また、契約の際の値引き要請が強かったことなどがARPU低下の要因として考えられる。利益率の低下に関しては、開発費の増加(人件費の増加)が影響しているものと考えられる。ジャストプランニング<4287>の場合、システムの開発期間として50店舗クラスだとおよそ3ヶ月程度で済むが、100店舗以上の大規模チェーン店となるとカスタマイズ作業を含め1年程度かかるため、顧客の要求によっては開発コストがかさむ傾向(利益率低下)にあるためだ。なお、新サービスとして投入した「まかせてタッチ」や「AppCRM」に関しては、当期はほとんど売上高に寄与していない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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