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ジャストプランニング Research Memo(9):主力のASP事業がけん引し、業績は今期以降再び成長軌道へ

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

(1)2015年1月期の業績見通し

ジャストプランニング<4287>の2015年1月期の業績は、売上高が前期比14.5%増の2,100百万円、営業利益が同25.1%増の530百万円、経常利益が同26.0%増の530百万円、当期純利益が同53.5%減の318百万円となる見込み。2008年1月期をピークに減少傾向が続いてきた営業利益は、前期でようやく底打ち、今期以降再び成長軌道に入るものと予想される。

今期の業績をけん引するのは主力のASP事業となる。契約店舗数の拡大に加えて、新サービスの本格寄与でARPU(店舗当たり平均売上高)の上昇が見込まれ、同事業の売上高は前期比2ケタ増収となる見通しだ。

契約店舗数の拡大に当たっては、新規顧客開拓に加えて、解約する顧客をいかに防止するかがポイントとなる。新規顧客の開拓に関しては既存顧客からの紹介のほか、5年に1度のシステム更新期を狙ったピンポイントの営業を進めていく。一方、解約防止策としては、営業スタイルを従来の受け身的な営業から、提案型営業に改めていくことを打ち出している。カスタマーサポートセンターの人員を2名増員し、定期的に顧客へのヒアリングを実施することで顧客満足度の向上を図り、解約ゼロを目指していく方針だ。また、1度解約された顧客に対する営業も注力していく。

既存顧客に関しては、国内景気の回復を背景に出店意欲が増してきていることから、引き続き増加基調が続く見通し。また、前期に引き続き今期も200店舗規模の大口顧客の契約が1件決まっていることから、今期の契約店舗数は前期末比で10%以上の伸びが見込まれる。

一方、ARPUの引き上げについては基本サービスである「まかせてネット」における単価アップ(契約内容の拡充)を図っていくことに加えて、新サービスの寄与による上乗せが見込まれる。新サービスとしては既に発表済みの「まかせてタッチ」「AppCRM」のほか、ビッグデータを活用した新サービスの投入を予定している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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