三機工業---公共投資の順調な増加と民間設備投資の回復基調を受けて増収増益
[14/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
三機工業<1961>は13日、2014年3月期決算を発表。売上高は前期比10.9%増の1714.96億円、営業利益が同17.9%増の28.18億円、経常利益が17.4%増の31.46億円、当期純利益が17.63億円(前期は49.92億円の損失)だった。
政府主導による財政政策・金融政策による国内需要を中心とした景気回復を背景に同社の事業領域である建築設備部門も堅調な伸びみせた。特に、建築投資に関しては大型補正予算に支えららたことや、民間の設備投資も企業の設備投資意欲の回復を背景に順調に推移した。
なお、2015年3月期については売上高が前期比5.0%増の1800.00億円、営業利益が同13.6%増の32.00億円、経常利益が同11.3%増の35.00億円、当期純利益が同24.8%増の22.00億円と引き続き増収大幅増益としている。
また、同社は「トランスヒートコンテナ」の小型の新タイプを開発したと報じられている。トランスヒートコンテナとは、潜熱蓄熱材(PCM:Phase Change Material)をコンテナに充填し、トラック輸送により広範囲に熱を提供する技術であり、車両による熱の宅配といったもの。設置面積を従来の10分の1程度に小さくし、初期の導入コストを抑えたようだ。実証実験を経て、今年度中に発売、2015年度に10台の販売を目指すと伝えている。
装置の初期費用は1台で500万円程度を想定しているようである。従来の大型タイプは4000万円程度だったようであり、さらに、これまで必要だった消防法上の点検義務も発生しない。装置の内部構造も見直しており、少なくとも5年間は鉱油を交換せずに済むようだ。導入コスト抑制により、廃棄物処理施設などへの販売増が期待されよう。
三機工業<1961>は空調・衛生・電気など建設総合設備工事。建築設備部門では、空気調和設備、クリーンルーム装置、環境制御装置、厨房設備、情報通信インフラ施設、Webビル情報監視システム、電気土木など。プラント部門ではFA・クリーン搬送システム、空港手荷物貨物ハンドリングシステム、物流システム、ごみ埋立汚水処理施設、上・下水処理設備などを手掛けている。
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政府主導による財政政策・金融政策による国内需要を中心とした景気回復を背景に同社の事業領域である建築設備部門も堅調な伸びみせた。特に、建築投資に関しては大型補正予算に支えららたことや、民間の設備投資も企業の設備投資意欲の回復を背景に順調に推移した。
なお、2015年3月期については売上高が前期比5.0%増の1800.00億円、営業利益が同13.6%増の32.00億円、経常利益が同11.3%増の35.00億円、当期純利益が同24.8%増の22.00億円と引き続き増収大幅増益としている。
また、同社は「トランスヒートコンテナ」の小型の新タイプを開発したと報じられている。トランスヒートコンテナとは、潜熱蓄熱材(PCM:Phase Change Material)をコンテナに充填し、トラック輸送により広範囲に熱を提供する技術であり、車両による熱の宅配といったもの。設置面積を従来の10分の1程度に小さくし、初期の導入コストを抑えたようだ。実証実験を経て、今年度中に発売、2015年度に10台の販売を目指すと伝えている。
装置の初期費用は1台で500万円程度を想定しているようである。従来の大型タイプは4000万円程度だったようであり、さらに、これまで必要だった消防法上の点検義務も発生しない。装置の内部構造も見直しており、少なくとも5年間は鉱油を交換せずに済むようだ。導入コスト抑制により、廃棄物処理施設などへの販売増が期待されよう。
三機工業<1961>は空調・衛生・電気など建設総合設備工事。建築設備部門では、空気調和設備、クリーンルーム装置、環境制御装置、厨房設備、情報通信インフラ施設、Webビル情報監視システム、電気土木など。プラント部門ではFA・クリーン搬送システム、空港手荷物貨物ハンドリングシステム、物流システム、ごみ埋立汚水処理施設、上・下水処理設備などを手掛けている。
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