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ブイキューブ---1Qは36.8%増収、堅調な国内サービスに加え海外展開が寄与

注目トピックス 日本株
ビジュアルコミュニケーションのブイキューブ<3681>は15日、第1四半期(2014年1月-3月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比36.8%増の7.52億円、営業利益が同95.7%増の0.32億円、経常利益が同19.0%減の0.20億円、純利益が同40.6%減の0.14億円となった。

主力のWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング」を始めとする「V-CUBE」各サービスについては「クラウド」型による提供を推進しており、国内「クラウド」型サービスの売上高は前年同期比13.8%増の4.82億円。一方、国内「オンプレミス」型サービスでも、教育機関・官公庁・金融機関を中心に、セキュリティーポリシー上「クラウド」型サービスの導入が難しい企業への営業活動を進めた結果、売上高は前年同期比28.4%増の1.10億円となった。

海外事業では、前期に連結子会社化した中国現地法人による大手自動車会社向けの販売が好調だったことなどが寄与し、売上高は前年同期比6.0倍の1.04億円。シンガポールの開発拠点の体制強化に努めたほか、2014年3月にはサービスインタフェースの韓国語対応を実施するとともに、韓国企業と販売パートナー契約を締結、韓国におけるサービス展開を開始した。

国内クラウド、海外を中心とした大幅な売上増により、人件費などの先行投資に伴う販管費の増加を吸収、営業利益は大幅増となった。一方で、円高進行による為替差損や上場維持費用が影響し経常利益は減益となった。

通期業績予想は、3月のパイオニアソリューションズ(現パイオニアVC)の買収発表時に修正した計画のとおり、売上高が前期比86.3%増の47.05億円、営業利益が同90.6%増の5.27億円、経常利益が同2.0倍の5.34億円、純利益が同40.1%増の3.22億円を見込んでいる。なお、同社は7日、Web会議システム(オンプレミス型)で国内トップシェアのパイオニアVCの買収が完了したと発表した。

同社は、SaaS型を中心としたビジュアルコミュニケーションサービスを提供する。「アジアNo.1のビジュアルコミュニケーションプラットフォーム」を目指して、主に企業・教育機関・官公庁などに展開する。



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