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ソルクシーズ Research Memo(3):企業のIT投資回復を受け、本業ベースで2ケタの増収増益

注目トピックス 日本株
■業績動向

(1)2014年12月期第1四半期決算の概要

4月25日付で発表された2014年12月期第1四半期(1-3月)の連結業績は、売上高が前年同期比12.7%増の2,603百万円、営業利益が同63.5%増の127百万円、経常利益が同5.1%減の131百万円、四半期純利益が同37.8%減の56百万円となった。企業のIT投資回復を受け、本業ベースでは2ケタ増収増益と好決算となったが、経常利益は前年同期に計上したデリバティブ評価益(59百万円)が6百万円に減少したことで減益となった。滑り出しとしてはおおむね会社計画線での進捗となった。

ソルクシーズ<4284>の事業セグメント別で見ると、主力のソフトウェア開発事業は、売上高が前年同期比12.3%増の2,504百万円、営業利益は同25.9%増の138百万円となった。ソルクシーズ本体においては金融業界向けを中心にSI/受託開発業務が好調で、特に、銀行向け、証券向けが大きく売上を伸ばした。銀行向けでは大型案件の開発がスタートしたことが伸びの要因となっている。また、その他業種に関しても全体的に増収となった。グループ子会社についても全般的に増収となったが、特に製造業向けSI/受託開発を行う株式会社イー・アイ・ソルや、大手自動車メーカー向けコンサルティング業務を行う株式会社エクスモーションなどが好調だった。

一方、デジタルサイネージ事業の売上高は前年同期比23.6%増の98百万円となった。国内子会社における新規商材の売上増が増収要因となった。また、営業損失も10百万円と前年同期の31百万円から縮小した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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