システムインテグレータ Research Memo(1):過去最高業績を更新、今期は飛躍に向けた整備や開発に注力する1年
[14/05/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
システムインテグレータ<3826>は独立系のソフトウェア開発会社で、ECサイト構築パッケージやERPパッケージ、ソフトウェア開発支援ツールなどが主力製品となる。
4月11日付で発表された2014年2月期の業績は、売上高が前期比33.7%増の3,553百万円、営業利益が同6.4%増の432百万円となり、3期連続で過去最高業績を更新した。ECサイト構築パッケージで一部不採算案件が発生したものの、企業のIT投資回復を追い風にERPやプロジェクト管理パッケージの売上が好調に推移した。
3ヶ年中期経営計画の2年目にあたる2015年2月期は、売上高が前期比2.4%増、営業利益が同4.2%増と一旦、成長が鈍化する見込み。ただ、これは2015年2月期以降の飛躍に向けた開発生産体制の整備や新製品の開発に注力する1年と位置付けているためだ。市場環境はERPパッケージを中心に引き続き好調であることに変わりない。2016年2月期には既存製品の成長に加えて、前期までに発売したアプリケーション設計支援ツールやO2O関連クラウドサービス、下期に投入予定のオムニチャネル対応製品など新製品が徐々に収益に貢献し始めることで、業績は2ケタ増収増益と再加速する見通しだ。
株主還元策としては、基準配当性向を30%と設定しており、収益拡大とともに今後も増配が期待される。また、株主優待制度も導入しており、「新潟産コシヒカリ」の贈呈を行っている。無借金経営で、営業利益率、ROEともに10%以上の水準を継続するなど収益性も高く、株主還元に積極的な中小型成長企業の1つとして注目されよう。
■Check Point
・主力のECサイト構築パッケージ業界では同社を含めた3社で高シェア
・3期連続で過去最高業績、会社計画を上回っての着地に
・積極的な株主還元を実施、来期以降の業績拡大にともなう増配に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>
4月11日付で発表された2014年2月期の業績は、売上高が前期比33.7%増の3,553百万円、営業利益が同6.4%増の432百万円となり、3期連続で過去最高業績を更新した。ECサイト構築パッケージで一部不採算案件が発生したものの、企業のIT投資回復を追い風にERPやプロジェクト管理パッケージの売上が好調に推移した。
3ヶ年中期経営計画の2年目にあたる2015年2月期は、売上高が前期比2.4%増、営業利益が同4.2%増と一旦、成長が鈍化する見込み。ただ、これは2015年2月期以降の飛躍に向けた開発生産体制の整備や新製品の開発に注力する1年と位置付けているためだ。市場環境はERPパッケージを中心に引き続き好調であることに変わりない。2016年2月期には既存製品の成長に加えて、前期までに発売したアプリケーション設計支援ツールやO2O関連クラウドサービス、下期に投入予定のオムニチャネル対応製品など新製品が徐々に収益に貢献し始めることで、業績は2ケタ増収増益と再加速する見通しだ。
株主還元策としては、基準配当性向を30%と設定しており、収益拡大とともに今後も増配が期待される。また、株主優待制度も導入しており、「新潟産コシヒカリ」の贈呈を行っている。無借金経営で、営業利益率、ROEともに10%以上の水準を継続するなど収益性も高く、株主還元に積極的な中小型成長企業の1つとして注目されよう。
■Check Point
・主力のECサイト構築パッケージ業界では同社を含めた3社で高シェア
・3期連続で過去最高業績、会社計画を上回っての着地に
・積極的な株主還元を実施、来期以降の業績拡大にともなう増配に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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