ワールドインテック<2429>物流や電気電子等の分野での需要は旺盛、自動車部品関連も好調
[14/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』5月26日放送において、ワールドインテック<2429>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■事業概要
製造業向けを中心とした人材派遣からスタートして研究・開発分野など領域を拡大し、現在は携帯電話販売を中心とした情報通信ビジネス、首都圏や東北圏などで分譲マンションと戸建住宅の開発販売を手掛ける不動産ビジネスと3本の柱で成長中。
■足元の業績
2014年12月期第1四半期(1-3月)決算は、売上高が前年同期比46.9%増の172.36億円、営業利益が同11.6倍の10.80億円、経常利益が同10.1倍の10.57億円、四半期純利益が6.50億円(前年同期は0.06億円の純損失)だった。
■セグメント業績は
ファクトリー事業の売上高は前年同期比21.9%増の51.41億円、セグメント利益が同311.3%増の4.01億円。引き続き需要が旺盛な物流や電気電子等の分野での請負体制を整備した他、機械分野の大型案件の立ち上げに向けた先行投資を行っている。大型案件については、第2四半期から順次収益に寄与し、第4四半期初めに計画達成する予定。また、強みであるコンプライアンス面のさらなる強化を図っている。
テクノ事業の売上高は同15.2%増の17.67億円、セグメント利益は同72.2%増の1.34億円。設計開発分野において、情報サービス関連、自動車部品関連を中心に受注を獲得し、安定した稼働率を確保。生産技術分野においては、半導体関連の持ち直しへの対応をとりながら、生産性の高い分野へ人員をシフトするなどの構造改革を図っている。
情報通信事業の売上高は同1.4%増の33.79億円、セグメント利益は同28.9%減の0.58億円。主力商材である携帯電話市場では、顧客獲得競争が激しさを増す中、好立地物件への移転や買収等の店舗改廃を行いながら販路を強化に努め、販売台数は前年同期を下回ったものの、保有顧客数は増加。来店型保険ショップについては、その主な収益源が、顧客が支払う保険料から継続的に得られるストック利益となっているため、先行して費用が発生しているが、保有顧客は順調に伸びている。また、LED照明も順調に販売数を伸ばしており、法人顧客の獲得に寄与している。
不動産事業の売上高は43.71億円(前年同期は1.86億円)、セグメント利益は6.29億円(同1.28億円の純損失)だった。首都圏マンション市場の初月契約率は79.6%(不動産経済研究所)と好調ラインの70%を上回るなど、堅調な市況を背景に、新築マンション引渡戸数が前期からの繰越物件(10戸)を含め、38戸で売上高は19.23億円となった。また、戸建住宅は引渡棟数が6棟で売上高は5.51億円、宅地等不動産販売の売上高は17.72億円となった。
その他事業の売上高は同0.9%減の15.66億円、セグメント利益は0.62億円(前年同期は1.28億円の損失)だった。ワールドインテック福島が行っている行政受託事業では、震災復旧・復興関連で福島県における「“絆”づくり応援事業」が1ヶ月平均580人規模の体制で推移した他、地元の民間企業への再就職支援を通じて地域の雇用を創出する「成長産業等人材バンク事業」も一定の成果を上げている。
また、ブランドショップ、アパレル等への販売員の一般派遣を行っているCB事業は、閑散期である2月においても順調に売上・利益を伸長させたほか、前事業年度に新たに開始したコールセンター事業者向けオペレータ派遣を行っているOCS事業は、事業基盤の強化に取り組んだ。
■通期については
14年12月通期については、売上高が前期比25.1%増の706.20億円、営業利益が同26.4%増の26.80億円、経常利益が同18.8%増の25.71億円、純利益が同44.0%増の12.01億円とする計画を据え置いている。
■株価動向は
第1四半期決算を受けて8日には一時808円まで急伸。長い上ひげを残す格好から調整をみせており、足元では直近安値を下回る局面をみせている。一目均衡表では雲を割り込む格好となり、現在は雲下限レベルでの攻防となっている。この雲は現時点では680-740円辺りでの厚い雲であるが、今後は急速に薄くなり、720円近辺でねじれを起してくる。トレンドが出やすいタイミングとして意識されやすい。また、週間形状では650-800円辺りでの高値圏での持ち合いが続いている。レンジ下限レベルからの再動意が意識されやすいところでもある。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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■事業概要
製造業向けを中心とした人材派遣からスタートして研究・開発分野など領域を拡大し、現在は携帯電話販売を中心とした情報通信ビジネス、首都圏や東北圏などで分譲マンションと戸建住宅の開発販売を手掛ける不動産ビジネスと3本の柱で成長中。
■足元の業績
2014年12月期第1四半期(1-3月)決算は、売上高が前年同期比46.9%増の172.36億円、営業利益が同11.6倍の10.80億円、経常利益が同10.1倍の10.57億円、四半期純利益が6.50億円(前年同期は0.06億円の純損失)だった。
■セグメント業績は
ファクトリー事業の売上高は前年同期比21.9%増の51.41億円、セグメント利益が同311.3%増の4.01億円。引き続き需要が旺盛な物流や電気電子等の分野での請負体制を整備した他、機械分野の大型案件の立ち上げに向けた先行投資を行っている。大型案件については、第2四半期から順次収益に寄与し、第4四半期初めに計画達成する予定。また、強みであるコンプライアンス面のさらなる強化を図っている。
テクノ事業の売上高は同15.2%増の17.67億円、セグメント利益は同72.2%増の1.34億円。設計開発分野において、情報サービス関連、自動車部品関連を中心に受注を獲得し、安定した稼働率を確保。生産技術分野においては、半導体関連の持ち直しへの対応をとりながら、生産性の高い分野へ人員をシフトするなどの構造改革を図っている。
情報通信事業の売上高は同1.4%増の33.79億円、セグメント利益は同28.9%減の0.58億円。主力商材である携帯電話市場では、顧客獲得競争が激しさを増す中、好立地物件への移転や買収等の店舗改廃を行いながら販路を強化に努め、販売台数は前年同期を下回ったものの、保有顧客数は増加。来店型保険ショップについては、その主な収益源が、顧客が支払う保険料から継続的に得られるストック利益となっているため、先行して費用が発生しているが、保有顧客は順調に伸びている。また、LED照明も順調に販売数を伸ばしており、法人顧客の獲得に寄与している。
不動産事業の売上高は43.71億円(前年同期は1.86億円)、セグメント利益は6.29億円(同1.28億円の純損失)だった。首都圏マンション市場の初月契約率は79.6%(不動産経済研究所)と好調ラインの70%を上回るなど、堅調な市況を背景に、新築マンション引渡戸数が前期からの繰越物件(10戸)を含め、38戸で売上高は19.23億円となった。また、戸建住宅は引渡棟数が6棟で売上高は5.51億円、宅地等不動産販売の売上高は17.72億円となった。
その他事業の売上高は同0.9%減の15.66億円、セグメント利益は0.62億円(前年同期は1.28億円の損失)だった。ワールドインテック福島が行っている行政受託事業では、震災復旧・復興関連で福島県における「“絆”づくり応援事業」が1ヶ月平均580人規模の体制で推移した他、地元の民間企業への再就職支援を通じて地域の雇用を創出する「成長産業等人材バンク事業」も一定の成果を上げている。
また、ブランドショップ、アパレル等への販売員の一般派遣を行っているCB事業は、閑散期である2月においても順調に売上・利益を伸長させたほか、前事業年度に新たに開始したコールセンター事業者向けオペレータ派遣を行っているOCS事業は、事業基盤の強化に取り組んだ。
■通期については
14年12月通期については、売上高が前期比25.1%増の706.20億円、営業利益が同26.4%増の26.80億円、経常利益が同18.8%増の25.71億円、純利益が同44.0%増の12.01億円とする計画を据え置いている。
■株価動向は
第1四半期決算を受けて8日には一時808円まで急伸。長い上ひげを残す格好から調整をみせており、足元では直近安値を下回る局面をみせている。一目均衡表では雲を割り込む格好となり、現在は雲下限レベルでの攻防となっている。この雲は現時点では680-740円辺りでの厚い雲であるが、今後は急速に薄くなり、720円近辺でねじれを起してくる。トレンドが出やすいタイミングとして意識されやすい。また、週間形状では650-800円辺りでの高値圏での持ち合いが続いている。レンジ下限レベルからの再動意が意識されやすいところでもある。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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