あらた Research Memo(1):「次世代型卸商社」として成長拡大を目指す
[14/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日本の小売業は豊富な品揃えと高効率な売り場を同時に実現しており、その背景には社会インフラとしての「日本型高機能卸売業」の存在がある。あらた<2733>グループは日用雑貨化粧品カテゴリーで日本最大級の卸商社であり、その社会インフラとしての一翼を担っている同社の強みは、(1)中間流通業が持つサプライチェーン全体を網羅する情報蓄積、(2)蓄積情報を活用した店頭提案、(3)小売業を支える在庫の効率化、(4)ローコストで高精度な高い物流機能、が挙げられよう。
マクロの市場環境として少子高齢化の進展、女性の社会進出、地方経済の低迷、卸業界では全国展開する大手企業と専門性を持つ企業へ集約化が進むとみられる。こうした市場環境に適合すべく、同社はこのたび2015年3月期から開始する2017年3月までの中期経営計画を発表した。経営目標値としては最終年度に、売上高6,700億円(2014年3月期比103%)、経常利益67億円(同153%)を掲げ、「次世代型卸商社」として成長拡大を目指していく方針だ。
同社は2015年3月期よりスタートする新中期3ヶ年計画を発表した。最終年度となる2017年3月期の経営目標値は、連結売上高が6,700億円(2014年3月期比103%)、経常利益が67億円(同153%)となる。「売れる店舗づくり」を支援していくことでインストアシェアの拡大を目指すほか、シニア層をターゲットにした商品拡充を進めていくことで、売上の拡大を目指していく。利益面では物流機能の生産性向上や間接業務の集約化によって、収益性の向上を図っていく方針だ。
■Check Point
・急激に変化する流通業界で次世代型卸商社として更なる成長へ
・業界全体の市場規模が頭打ちのなかで広域卸売業としてのポジショニングを確立
・収益力の一段の向上などがあらためて期待できる展開
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>
マクロの市場環境として少子高齢化の進展、女性の社会進出、地方経済の低迷、卸業界では全国展開する大手企業と専門性を持つ企業へ集約化が進むとみられる。こうした市場環境に適合すべく、同社はこのたび2015年3月期から開始する2017年3月までの中期経営計画を発表した。経営目標値としては最終年度に、売上高6,700億円(2014年3月期比103%)、経常利益67億円(同153%)を掲げ、「次世代型卸商社」として成長拡大を目指していく方針だ。
同社は2015年3月期よりスタートする新中期3ヶ年計画を発表した。最終年度となる2017年3月期の経営目標値は、連結売上高が6,700億円(2014年3月期比103%)、経常利益が67億円(同153%)となる。「売れる店舗づくり」を支援していくことでインストアシェアの拡大を目指すほか、シニア層をターゲットにした商品拡充を進めていくことで、売上の拡大を目指していく。利益面では物流機能の生産性向上や間接業務の集約化によって、収益性の向上を図っていく方針だ。
■Check Point
・急激に変化する流通業界で次世代型卸商社として更なる成長へ
・業界全体の市場規模が頭打ちのなかで広域卸売業としてのポジショニングを確立
・収益力の一段の向上などがあらためて期待できる展開
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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