あらた Research Memo(4):業界全体の市場規模が頭打ちのなかで広域卸売業としてのポジショニングを確立
[14/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(3)業界でのポジション
化粧品・日用雑貨卸の国内市場規模は3.6〜3.7兆円の規模となっており、ここ数年は伸び悩みの状況が続いていた。こうしたなかで、業界内におけるあらた<2733>のポジショニングは、Paltac<8283>(メディパルホールディングス<7459>の子会社)と並ぶ2大広域卸売業としての位置付けとなっている。ここ数年、業界全体の市場規模が頭打ちのなかで、表にみられるように大手企業は年率3%前後の伸びで成長しており、大手企業の寡占化が着実に進んでいるものと推測される。現在の同社の業界シェアは15〜20%程度(上位10位の中での占有率は約29%)と推定され、今後もシェアの拡大余地は大きいとみられる。なお、Paltacに関しては一般医薬品も取り扱っており、同分野の売上高が2014年3月期で1,300億円強の水準となっている。一般医薬品の売上高を除けば、売上高の水準は同社とほぼ拮抗する格好となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>
(3)業界でのポジション
化粧品・日用雑貨卸の国内市場規模は3.6〜3.7兆円の規模となっており、ここ数年は伸び悩みの状況が続いていた。こうしたなかで、業界内におけるあらた<2733>のポジショニングは、Paltac<8283>(メディパルホールディングス<7459>の子会社)と並ぶ2大広域卸売業としての位置付けとなっている。ここ数年、業界全体の市場規模が頭打ちのなかで、表にみられるように大手企業は年率3%前後の伸びで成長しており、大手企業の寡占化が着実に進んでいるものと推測される。現在の同社の業界シェアは15〜20%程度(上位10位の中での占有率は約29%)と推定され、今後もシェアの拡大余地は大きいとみられる。なお、Paltacに関しては一般医薬品も取り扱っており、同分野の売上高が2014年3月期で1,300億円強の水準となっている。一般医薬品の売上高を除けば、売上高の水準は同社とほぼ拮抗する格好となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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