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あらた Research Memo(11):物流コスト及び間接コストの効率化で収益性を向上

注目トピックス 日本株
■中期経営計画

(2)収益性の向上施策

収益性の向上施策としては、物流コスト及び間接コストの効率化が考えられる。物流コストに関しては、物流拠点の再編による効率化を進めるほか、WMS※1の導入による生産性向上が見込まれる。また、受託物流事業に関しても運営コスト、取引条件などの見直しを進めることで採算性を強化していく。子会社のジャペルとの共同物流に向けた取り組みも、今後進めていくことを検討している。

なお、あらた<2733>では中部地区における新たな物流センターとして、2013年7月より新江南センターを稼動させた。高速道路のインターから2kmと交通至便な場所にあり、敷地面積15,422.06平方メートル、建築面積8,385.33平方メートル、延床面積25,328.17平方メートル。建物は5階建てとなっており、1階部分に入出荷スペースとパレット及びオリコンの自動倉庫があり、2〜4階部分で仕分け作業が行われている。また、5階部分は返品専用の処理ラインという構成だ。

年間の売上高能力としては250億円規模となる。旧江南センター、みなとセンター、安城センターの3つのセンターを集約することにより、物流体制の生産性向上と物流インセンティブの獲得によるローコストで生産性の高いセンターを目指している。固定費面ではみなとセンター・安城センターの土地を賃借していたことから、賃借料の削減や電力代などインフラコストの削減が見込まれている。なお、総投資額は約38億円となっている。

なお、同社では物流拠点の再構築として2010年8月に関西地区の物流拠点の集約・効率化を図るために京都・高石・甲子園の3センターを閉鎖し、郡山センター(奈良)を新たに開設したほか、2011年8月には北海道に石狩センターを開設している。同センターは同社の物流拠点の集約・効率化を図ると同時に、主要顧客の物流合理化を目的として開設されたもので、2012年3月にはAAA戦略※2の一環として、アルフレッサヘルスケアとの共同物流も開始している(受取手数料として売上高に計上、カテゴリー別ではペット用品・その他に含んでいる)。石狩センターに関しては売上高能力として約700億円の能力を保有している。

また、物流拠点の新設計画として、2015年3月に岩手県に新物流センターを開設する計画となっている。設備投資額は56億円、年間の売上高能力は300億円となる。

一方、間接コストの効率化に関しては、各支店で行っている経理業務や受発注、仕入業務などの集約化を進めていくことでコストの圧縮を図っていく。余剰人員については生産性の高い業務に振り向けていく。人員に関しては引き続き採用を抑制していく方針で、自然減により、全体の人件費は漸減傾向が続く見通しとなっている。

※1 ?WMS・・・Warehouse(倉庫) Management Systemの略で、物流倉庫管理システムのことを指す。物流センターにおける入出庫管理や在庫管理の他に、労務管理や作業工程管理など物流センターを運営するための情報を一元的に管理するシステムで、作業の効率化や在庫管理の精度向上に寄与する。

※2? AAA戦略・・・2010年3月に食品卸の日本アクセス、医薬品卸のアルフレッサホールディングスの3社が中心となって締結した業務提携において取り組む事業戦略のこと。食品、日用品、一般用医薬品等の卸売事業に関連する営業、物流、事業開発等の業務に関して、各企業グループが保有する経営資源を有効活用し、相互連携による協力体制を構築することで、総合生活提案卸として顧客満足度の向上と同時に、企業としての競争優位性を高めることを目的としている。物流の共同事業や店舗における販促提案活動などを共同で行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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