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ステップ Research Memo(8):通期業績は期初会社計画を見込む

注目トピックス 日本株

■決算動向

(3)2014年9月期業績見通しについて

ステップ<9795>の2014年9月期業績は、売上高が前期比4.0%増の9,161百万円、営業利益が同3.0%増の2,180百万円、経常利益が同2.1%増の2,188百万円、当期純利益が同3.7%増の1,316百万円と期初会社計画を据え置いている。

生徒数に関しては期初計画では前期比4.0%の増加を見込んでいた。これに対してこの第3四半期以降のベースとなる4月末における生徒数は全体で前年同月比1.3%増にとどまっている。内訳は、小中学生で1.2%増、高校生で1.7%増となっており、第2四半期累計までの状況から見ると、高校生の伸び率が大きく鈍化したようにみえる。これは校舎数の影響が大きく第2四半期累計までは前年比で1校舎多い状態であったが、今春は新設の校舎数がなかったことが影響していると考えられる。

一方、主力の小中学生においても若干スローダウン気味ではあるが、少子化や消費増税による影響が出た可能性もある。経済産業省の統計によると、全国の学習塾生徒数は2013年3月以降、前年比で1%前後の減少が続いていたが、2014年3月には減少率が2%強へとやや拡大している。消費増税後の家計の状況を見極めようと、生徒の入塾時期を少し遅らせる動きが出た可能性はある。ただ、そうしたなかでも同社の4月の売上状況は、ほぼ計画線で推移しているようだ。生徒数全体は伸び悩んでいるものの、単価の高い中学3年生や高校3年生に関しては想定よりもやや上回って推移しているためだ。前述した合格者実績の結果などが好影響を与えているものとみられる。このため、生徒数の伸びはやや想定を下回ったとしても、業績面で計画を達成する可能性は高いとみられる。

○新たな取り組み

その他、2014年春以降の新たな取り組みとして、Hi-STEPのカリキュラムとして新たに「ハイブリッド授業」を小学生クラス(5、6年生)で導入した。「ハイブリッド授業」とは科目の枠を取り払い、文系と理系の2コースでそれぞれ学習に対するモチベーションを向上させ、かつ思考力を養成するような授業内容となる。具体的には、文系コースでは国語に日本や世界の地理、日本史など社会科的な要素、さらには教養的な要素を取り入れたカリキュラムとなり、パワーポイントでの映像やクイズ形式での出題など創意工夫を凝らした授業内容となる。2013年春から5年生を対象に一部の校舎で実施したところ、生徒の学習意欲が目に見えて向上するなど、1年間の実践でその有効性を確認し、今回の本格導入となった。

「ハイブリッド授業」の導入は、思考力を求められる「特色検査」、あるいは人気の高い中高一貫校の入試対策にもつながることになる。中高一貫校の受験対策は今まで小学6年生の1年間で対応してきたが、同授業を受けることで2年間みっちり対策を行うことができ、今後の合格者数増加につながる可能性がある。「楽しく学びながら、学力も向上する」授業として、今後の生徒数獲得に寄与するカリキュラムとして注目されよう。

○新校舎を7月に開校


同社では新校舎の開校時期を毎年、新学期が始まる4月までに終えているが、2014年9月期は7月に追加で小中学部のSTEPを横浜市青葉区(藤が丘)で開校する予定となっている。これは、同社が注力エリアとして位置付けている横浜市北部で駅前の好物件が見つかったためだ。同社の開校時期としてはイレギュラーではあるものの、注力エリアであるということと、立地条件の良さを優先した格好だ。

同社が注力エリアとして2年前に開校した日吉、白楽、宮前平校など激戦区における生徒獲得状況に関しては順調に増加しており、生徒、保護者に対するアンケート調査も良好な結果を得ている。このため、物件さえ見つかればこうした激戦区においても生徒を獲得することが十分可能とみられる。

なお、来春に向けた新校舎の開設予定も4〜5校を目指しているが、現在はこのうち1〜2件がほぼ確定している。残りは候補として抱えている20件程度のなかから、条件等を考慮して絞っていく方針としている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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