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ADワークス Research Memo(1):不動産市況の活況を背景に主力の収益不動産事業が好調

注目トピックス 日本株
個人富裕層向けに投資用一棟賃貸マンション等の収益不動産物件をリノベーション

後、販売する収益不動産事業と、保有不動産の売却までの期間に得られる賃貸収入や

販売後のプロパティ・マネジメント収入等で構成されるストック型フィービジネス事

業が両輪。ブルーオーシャン型ビジネスモデルに特色。









2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比17.1%増の11,537百万円、経常利益が同

24.7%増の450百万円と2ケタ増収増益となった。不動産市況の活況を背景に、主力の

収益不動産事業が好調に推移したことが主因だ。









2015年3月期は売上高が前期比10.1%増、経常利益が同11.1%増と増収増益を見込む。

成長率が鈍化するが、これは不動産市況の上昇や、消費増税後の環境変化を想定しつ

つ、収益不動産の仕入れを慎重に行っていくこと、また、収益基盤の強化を図るた

め、保有不動産残高の積み上げに2015年3月期は重点を置くためで、全体的には保守

的な計画と言えよう。









エー・ディー・ワークス<3250>は新たに2017年3月期までの3ヶ年中期計画を発表し

た。3年間で「事業規模の拡大」と「収益基盤の安定化」を図ると同時に、「クロー

ズド・マーケットの創造」(顧客の囲い込み)を進めていく戦略だ。2017年3月期の

売上高は15,120百万円、経常利益は800百万円を目指している。2020年の東京オリン

ピック開催に向けて、同社が対象エリアとする都心部の中古不動産需要は今後も拡大

が見込まれており、地方の個人富裕層等新規顧客の開拓を進めていくことで、同社の

業績は新たな成長ステージに入っていくものと予想される。









★Check Point









・参入障壁の高いクローズド・マーケットの創造を目指す




・収益不動産事業が好調に推移し2ケタ増収増益




・経常利益ベースでは年々増益率が加速へ














(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)











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