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ADワークス Research Memo(2):収益不動産事業が売上高、経常利益の8割を占める主力事業

注目トピックス 日本株
■事業概要









(1)事業内容









エー・ディー・ワークス<3250>の事業セグメントは収益不動産事業、ストック型フィ

ービジネス、総合居住用不動産事業の3つのセグメントに区分されている。また、連

結子会社としてプロパティ・マネジメント事業(以下PM事業)を行うエー・ディー・

パートナーズ(以下ADパートナーズ)、新築戸建物件の販売を主に行うエー・ディ

ー・エステート(以下ADエステート)がある。









収益不動産事業とは、中古賃貸マンションを仕入れ、リノベーション等のバリューア

ップを施してから販売する事業で、同社の売上高、経常利益の8割前後を占める主力

事業となっている。営業エリアは中古マンションの賃貸需要が旺盛な都心部が中心。

顧客の8〜9割は個人富裕層向けで、物件価格としては200〜300百万円台の中古マンシ

ョンが中心となっている。こうした価格帯の物件は入居率が高く、家賃収入が安定し

ているほか、値下がりリスクも相対的に低く、個人富裕層が投資運用対象として手掛

けるには手ごろな水準となっているためだ。また、販売対象物件として顧客ニーズに

合わせて、仕入価格で500百万円超のオフィスビルなども手掛けているが、件数とし

ては全体の1割程度の水準となっている。









ストック型フィービジネス事業とは、販売用不動産で売却するまでに得られる賃料収

入を柱として、同社が保有・売却した物件に関するプロパティ・マネジメント収入

(入退去手続、賃料徴収等管理受託フィー)、不動産鑑定、デューデリジェンス、相

続対策まで含めたコンサルティング収入から構成されている。なお、プロパティ・マ

ネジメント事業については2013年7月に子会社のADパートナーズに事業移管してい

る。









総合居住用不動産事業は子会社のADエステートで行っている新築戸建の分譲販売及

び、中古戸建の仕入販売になるが、同事業に関しては競争が激しく、同社のコア事業

とのシナジーが見込みにくいことから既に縮小を決めている。














(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)











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