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TYO---第3四半期はTV-CM事業の受注が好調、財務基盤の改善も進む(訂正)

注目トピックス 日本株

大手広告制作のティー・ワイ・オー<4358>は11日、2014年7月期第3四半期累計(2013年8月-2014年4月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比6.5%増の191.72億円、営業利益が同6.9%増の12.48億円、経常利益が同0.1%増の10.64億円、純利益が同35.8%減の4.06億円となった。

主力のTV-CM事業では積極的な営業活動により消費税増税前の駆け込み需要を取り込み、飲料、電気・情報通信、自動車、衣料などの業界からの案件受注が引き続き好調に推移した。また、案件単価についても堅調に推移しており、売上高及び営業利益を押し上げた。経常利益についてはシンジケートローン契約の締結による一時費用として0.95億円を計上したが、増収効果で前期比プラスを確保した。一方、純利益では貸倒引当金繰入額の発生と法人税等の増加が響いた。

ネット有利子負債は2013年7月期末の5.55億円から0.57億円まで減少が進み、2014年7月期末にゼロとする目標の達成が見えてきた。自己資本比率も2013年7月期末比2.0ポイント上昇の34.0%となった。財務基盤の改善を受けて、2014年7月期を初年度とする中期経営計画「TYOグループ中期経営計画2013」に掲げる「更なる成長を追及するフェーズへ」のシフトが一層明確になることが見込まれる。

2014年7月期通期の業績予想は2013年9月に発表した計画のとおり、売上高が前期比6.0%増の265.00億円、営業利益が同13.8%増の17.00億円、経常利益が同10.8%増の15.40億円、純利益が同10.15%増の8.90億円を見込んでいる。

同社は全ての広告コンテンツの戦略・企画・制作を行う。主な事業として、広告代理店を経由して広告主のテレビCMの企画・制作、ポスト・プロダクション業務を提供するTV-CM事業を手掛けるほか、直接、広告主向けにWEB広告及びプロモーションメディア広告を企画・制作するマーケティング・コミュニケーション事業を手掛ける。



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