アーキテクツS---建築家物件の普及で事業拡大へ、成長投資を加速
[14/06/13]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>は、全国の建築家を登録・ネットワーク化し、登録建築家と加盟建設会社と結びつけたプラットホーム(ビジネスの基盤となる環境)を構築、顧客に対し建築家を活用した住宅・商業施設などを提供する事業を展開している。同社の審査を経て登録された建築家数は2,492名(6月4日時点)。また、加盟建設会社が運営し、顧客との個別相談や各種セミナーに利用される「スタジオ」は全国に193(同)ある。平均単価は2,500万円〜3,000万円で、一般的な注文住宅と同水準の価格で建築家物件の提供が可能。2013年12月にマザーズへ上場。
2014年3月期の業績は、売上高が前期比17.3%増の15.82億円、営業利益が同53.5%増の2.72億円、経常利益が同44.1%増の2.54億円、純利益が同35.1%増の1.41億円と2ケタ増収増益となった。
旺盛なスタジオ受注を背景に、加盟建設会社からのロイヤリティ収入が前期比1.50億円増の8.93億円となり、売上・利益を押し上げた。スタジオでの建設工事請負契約件数は前期比17.7%増の605件、契約金額は同32.2%増の203.86億円。また、スタジオの新規加盟にかかるスタジオ加盟金や、スタジオ単位で開催されるイベントの関連売上なども伸長した。
2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比10.9%増の17.55億円、営業利益が同22.8%減の2.10億円、経常利益が同17.6%減の2.10億円、純利益が同11.2%減の1.26億円としている。事業拡大により引き続き2ケタの増収を見込む一方、今後の成長に向けて先行投資を積み増す計画。4月には横浜ランドマークタワーに写真・模型などの常設展示や建築家による講演会・展示会などのイベントを行う「ASJ YOKOHAMA CELL」をオープン。また、見込み顧客となる「ASJアカデミー会員」の新規入会数確保のため、スタジオでのイベント支援などの販促経費を増額する。
<FA>