アドクリ Research Memo(1):保険代理店事業と再保険事業による「ダンベル型ビジネスモデル」構築へ
[14/06/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アドバンスクリエイト<8798>は、情報メディアサイト「保険市場」を運営する独立系保険代理店の大手。「保険市場」を通して問い合わせのあった見込み顧客を、通信販売や直営のコンサルティングプラザ、提携先である「協業」店舗に誘導し、保険契約を獲得している。
2014年9月期第2四半期累計(2013年10月-2014年3月期)の連結業績は、売上高が前年同期比4.7%減、経常利益が同8.4%減の減収減益決算となった。広告代理店事業や再保険事業が順調に拡大したものの、景気回復を背景に保険商品の見直しニーズが減退したことで、保険代理店事業における新規契約件数が落ち込んだことが要因だ。ただ、「保険市場」の集客力は着実に上昇しており、業界平均と比較すると落ち込み幅は少なかったと言える。
通期業績に関してはやや下振れ懸念があるものの、同社では無理に売上を追うのではなく、2014年9月期は将来の成長に向けた強い組織体制を構築することに重点を置いている。具体的な施策としては、「保険市場」の利便性向上につながる新サービスの開発を進めているほか、対面型店舗の人員増強による顧客対応力の強化、2016年春にも施行が予定されている新たな保険募集・販売ルールに備えた提携代理店も含めたコンプライアンス体制の強化などを進めている。
中長期的には、保険代理店事業に加えて、再保険事業を収益の柱として育てていく。ビジネスモデルの異なる2つの事業を柱とすることで、安定性の高いダンベル型のビジネスモデルを構築していく方針だ。再保険事業の営業利益としては、2014年9月期見込みの60百万円から10年後には700百万円まで拡大し、全体の約3割の比率まで高めていく。なお、株主還元策に関しては配当性向で50%を目安としている。
■Check Point
・情報メディアサイト「保険市場」の圧倒的集客力と質の高いサービスが強み
・14年9月期の通期業績は増収増益見通しを据え置き
・保険代理店事業と再保険事業の「ダンベル型ビジネスモデル」で持続的成長へ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>
2014年9月期第2四半期累計(2013年10月-2014年3月期)の連結業績は、売上高が前年同期比4.7%減、経常利益が同8.4%減の減収減益決算となった。広告代理店事業や再保険事業が順調に拡大したものの、景気回復を背景に保険商品の見直しニーズが減退したことで、保険代理店事業における新規契約件数が落ち込んだことが要因だ。ただ、「保険市場」の集客力は着実に上昇しており、業界平均と比較すると落ち込み幅は少なかったと言える。
通期業績に関してはやや下振れ懸念があるものの、同社では無理に売上を追うのではなく、2014年9月期は将来の成長に向けた強い組織体制を構築することに重点を置いている。具体的な施策としては、「保険市場」の利便性向上につながる新サービスの開発を進めているほか、対面型店舗の人員増強による顧客対応力の強化、2016年春にも施行が予定されている新たな保険募集・販売ルールに備えた提携代理店も含めたコンプライアンス体制の強化などを進めている。
中長期的には、保険代理店事業に加えて、再保険事業を収益の柱として育てていく。ビジネスモデルの異なる2つの事業を柱とすることで、安定性の高いダンベル型のビジネスモデルを構築していく方針だ。再保険事業の営業利益としては、2014年9月期見込みの60百万円から10年後には700百万円まで拡大し、全体の約3割の比率まで高めていく。なお、株主還元策に関しては配当性向で50%を目安としている。
■Check Point
・情報メディアサイト「保険市場」の圧倒的集客力と質の高いサービスが強み
・14年9月期の通期業績は増収増益見通しを据え置き
・保険代理店事業と再保険事業の「ダンベル型ビジネスモデル」で持続的成長へ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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