3Dマトリック---吸収性局所止血材の上市・販売に注力、2015年4月期は大幅な業績拡大を予想
[14/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
スリー・ディー・マトリックス<7777>は12日、2014年4月期決算を発表した。連結業績は、売上高に相当する事業収益が前期比3.3倍の1.07億円、営業損失が15.18億円(前期は9.99億円の赤字)、経常損失が15.23億円(同9.77億円の赤字)、純損失が15.25億円(同9.78億円の赤字)となった。
主要パイプラインの「吸収性局所止血材(TDM-621)」については、2014年1月に欧州においてCEマーキングを取得。EU加盟国での製品販売が可能となったことから、製品製造を開始し有力医療機関での使用開始に向けて事業展開している。またCEマーキングを取得したことで、CEマーキングを採用している他のアジア・オセアニア・南米地域においても臨床試験を実施せずに製造販売承認申請を行うことが可能となった。6月3日にはシンガポールにおいてCEマーキングを活用した医療機器製品登録申請を行っている。
同社は12日、2014年4月期を初年度とする新たな3ヶ年中期経営計画を発表。2017年4月期の業績目標は、事業収益184.73億円、営業利益82.13億円、経常利益81.96億円、純利益54.50億円を掲げた。吸収性局所止血材の製造販売承認の取得及び製品の上市・販売に注力するとともに、「粘膜隆起材」や「血管塞栓材」「歯槽骨再建材」などの開発と製造・販売体制構築を推進し、事業収益を確保していく方針。
2015年4月期の業績予想についてはマイルストーンペイメント収益と製品売上収益を予定しており、事業収益が104.18億円、営業利益が44.83億円、経常利益が44.66億円、純利益が35.64億円と見込んでいる。
同社は、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された自己組織化ペプチド技術の「独占的・全世界的な事業化権」を保有する。同技術を活用して吸収性局所止血材、歯槽骨再建材、粘膜隆起材などの製品開発を行っている。
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主要パイプラインの「吸収性局所止血材(TDM-621)」については、2014年1月に欧州においてCEマーキングを取得。EU加盟国での製品販売が可能となったことから、製品製造を開始し有力医療機関での使用開始に向けて事業展開している。またCEマーキングを取得したことで、CEマーキングを採用している他のアジア・オセアニア・南米地域においても臨床試験を実施せずに製造販売承認申請を行うことが可能となった。6月3日にはシンガポールにおいてCEマーキングを活用した医療機器製品登録申請を行っている。
同社は12日、2014年4月期を初年度とする新たな3ヶ年中期経営計画を発表。2017年4月期の業績目標は、事業収益184.73億円、営業利益82.13億円、経常利益81.96億円、純利益54.50億円を掲げた。吸収性局所止血材の製造販売承認の取得及び製品の上市・販売に注力するとともに、「粘膜隆起材」や「血管塞栓材」「歯槽骨再建材」などの開発と製造・販売体制構築を推進し、事業収益を確保していく方針。
2015年4月期の業績予想についてはマイルストーンペイメント収益と製品売上収益を予定しており、事業収益が104.18億円、営業利益が44.83億円、経常利益が44.66億円、純利益が35.64億円と見込んでいる。
同社は、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された自己組織化ペプチド技術の「独占的・全世界的な事業化権」を保有する。同技術を活用して吸収性局所止血材、歯槽骨再建材、粘膜隆起材などの製品開発を行っている。
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