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ゲオディノス Research Memo(5):フィットネス事業で最も大きなシナジー効果が期待される

注目トピックス 日本株
■健康コーポレーションとのシナジーが期待される事業

(2)フィットネス事業

ゲオディノス<4650>と健康コーポレーションとの戦略的な資本・事業提携から期待されるシナジー効果はいくつかあるが、最も期待が大きいのはフィットネス事業であろう。ゲオフィットネスの店舗は全国に14店を展開している(他に健康関連ではホットヨガ2拠点、加圧トレーニング1拠点がある)。同社のフィットネスジムは、会員一人あたりの月間売上高が8,000円〜9,000円で、料金体系、施設・設備、運営体制といった点でごく一般的なスポーツジムの形態となっている。

健康コーポレーションは、その100%子会社RIZAP(ライザップ)において、パーソナルトレーナー制度を売り物とするスポーツジムを展開している。その特徴は、個室ブースにおいて、専属トレーナーがトレーニング時間中つきっきりで指導するスタイルを採用している点だ。価格は2か月の基本コースで298,000円(他に入会金5万円)で、累計入会者数は12,000人に達している。

この両社のフィットネス事業は、価格帯やシステムが全く異なるが、それゆえにシナジー効果を生み出すことができると弊社ではみている。基本的にはゲオフィットネスの既存客がRIZAP会員になるという流れが想定されている。逆にRIZAPからゲオフィットネスへの人の流れも想定できる。RIZAP退会者の受け皿効果だ。すなわち、RIZAPは価格帯が高額なこともあって、一定の効果が得られたのちに、退会するということも少なくないと思われる。こうした会員を、ゲオフィットネスが吸収できれば、結果的に顧客満足度が高まり、顧客の良い流れを創り出すことができるとみている。

上記以外にも、ゲオフィットネスの施設内の出店のケースでは、RIZAPが出店コストを抑制でき、ゲオフィットネスが賃料収入を得られるとともに、自社分の設備稼働率を高めることを期待できる。トレーナーなどスタッフの確保や人員の稼働率向上にも効果を見出す余地が出てこよう。また、サプリメントやプロテインなどの物販の分野においてもシナジーが期待できると想定される。

両社の提携具体策の第1弾として、ゲオディノスの旗艦店「ディノス札幌中央店」にRIZAPの店舗が出店した。ゲオフィットネスの店舗ではなくアミューズメント施設であるディノス店への出店となった背景には、商圏人口、ゲオディノス本拠地であることなどの要因が決め手になったとみられる。今後はゲオフィットネス14店について、出店可能性を検討していくものと考えられる。ゲオフィットネスは、郊外型店舗が多いが、それらの地域は、大都市に比べて高齢者比率が高い傾向にある。高齢者は肥満や高血圧などの持病があり、運動が奨励されているケースが多い。また、高齢者は定着率が高いという特徴をもっている。こうしたゲオフィットネスの立地を生かした新しいサービスメニューを投入することで、既存のゲオフィットネスはもちろんRIZAP自身も一段の進化を遂げる可能性がある。

2014年3月期の業績は売上高2,378百万円、営業利益(調整額控除前)273百万円で、4期連続の増収増益であった。営業利益率は11.5%と、同社の各事業セグメント中で最も高い値であるが、同社自身は15%以上をも狙える潜在力がある事業とみている。今期以降は健康コーポレーションのノウハウを生かしての集客強化策による会員数増加、物販分野での商材(サプリ、プロテインなど)の供給と販促強化などを通じて増収基調が継続すると予想している。また、コストコントロールも強化されるとみられ、増収効果による利益増で利益率も同社が目標とする15%に近づいていくと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)


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