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BBT Research Memo(8):国際バカロレアへの取り組みに注目

注目トピックス 日本株
■成長戦略

ビジネス・ブレークスルー<2464>は今回、インターナショナルスクールを子会社化し、教育サービスの対象顧客層を幼児から社会人まで拡大したことで、「世界で活躍するグローバルリーダーの育成」を行っていくうえでの「生涯教育プラットフォーム」の実現に向けた一歩を踏み出したと言える。グローバルリーダーの育成に当たっては、幼児段階から世界標準の教育を受けることが効果的であり、同社は今後、インターナショナルスクールを新規事業の核とし、更なる収益成長を図る。なかでも注目されるのが、国際バカロレアへの取り組みである。

○アオバジャパン・インターナショナルスクールで1年後の認定取得を目指す

同社のアオバジャパン・インターナショナルスクール(以下、アオバ)は、国際バカロレア(以下、IB)の認証取得を進めている。IBのプログラムは、年齢別にPYP(初等教育プログラム:3〜12歳)、MYP(中等教育プログラム:11〜16歳)、DP(ディプロマ資格プログラム:16〜19歳)の3つに区分され、その認証は、国際バカロレア協会(以下、IBO)にプログラムごとに個別に申請し、IBOの審査にパスする必要がある。現在アオバは、PYPとDPの認定候補校であり、IBOによる審査が進められている最中である。早ければ1年後にPYPの認証が、また2年後にはDPの認証が得られる見通しである。またMYPに関しても、現在認定候補校の申請中であり、早ければ2年後に認証が下りる見通しだ。全プログラムの認証を持つ学校は、現在、国内に3校しかない。

生徒は、各学校でのDP課程の修了後、IBOが実施する統一試験に合格しなければディプロマ資格を得られない。ディプロマ資格は、世界の主要大学が受験資格として高く評価しており、また国内においても、ディプロマ資格者用の入試制度を導入する大学が増えている。

IBは、教科書を読み知識や公式を記憶する「詰め込み型」の学習とは対極をなす「探求型」のカリキュラムである。その授業は、議論やディベート、実験等を中心に展開され、生徒によるリサーチや小論文などを通じ、自分で課題を見つけ解決する能力、複数の言語を駆使したコミュニケーション能力の育成等に重点を置く。グローバル人材を養成するための世界標準の1つである。日本発のグローバル人材が育ちづらい要因として、詰め込み型教育の弊害を指摘する声も少なくないだけに、今後IBは更に注目を浴びると予想される。

グラフに見られるとおり、ここ数年世界的にIBディプロマ受験者数が増加傾向にあるなかで、日本での受験者数は267名とその比率は1%にも満たない。国内では大学数が多く、海外の大学へ入学するというニーズが他国に比べて低いこと、また、IBのDP認定校そのものも16校と少ないことなどが要因となっている。文部科学省は現在、2018年までにDP認定校を200校へ拡大する事を推進している。

○国際バカロレアで新規事業を展開

同社のアオバは、IB認証を取得後、IBの全カリキュラムを導入することで、同校の生徒数を600名まで拡大していくと同時に、新規事業への展開も計画している。具体的には、国際バカロレアの認定取得を目指す学校へのコンサルティングや、教職員に対するIB用教材の販売、また、オンラインによるIBカリキュラムのコンテンツ提供などを展開していく予定だ。将来的には、アジアにおけるオンラインサービスも視野に入れている。コンテンツの制作コストはほぼ一定であるため、受講者数が拡大していけば受講料の低価格化も可能となる。

IB導入の完了迄は、投資が先行する可能性はあるが、BBT大学/大学院と並ぶ収益の柱に育つ可能性は高い。今後の展開が注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト佐藤 譲)



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