テクマトリックス Research Memo(9):クラウド受注拡大による一時的な減収・減益は今期がピークに
[14/06/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2015年3月期予想
(1)概要
テクマトリックス<3762>が決算と同時に発表した2015年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比5.5%増の18,300百万円、営業利益が同3.7%増の1,160百万円、経常利益が同0.4%減の1,160百万円、当期純利益が同11.7%減の700百万円とした。
医療分野におけるクラウド受注拡大の影響による一時的な減収・減益要因がピークになる。CRM、インターネットサービス分野においてもクラウド化を進めることで、アプリケーション・サービス事業の売上高は前期比ほぼ横ばいの6,100百万円を見込む。一方で、情報基盤事業における企業向けセキュリティ関連商品・サービスは新製品の投入なども進め、拡大を見込む。このため、情報基盤事業の売上高は、前期比9.0%増の12,200百万円となる。
さらに、海外事業では、CBN Cloudとのインドネシアにおける販売代理店契約締結の発表を6月10日に行った。CBN Cloudは既に1社からFastCloudを受注し、サービス提供を開始しているという。
なお、当期純利益の減益幅が大きいのは、前期に繰り延べ税金資産の追加計上を行って純利益が当初予定より増加したが、当期はこのような特殊要因の発生を見込んでいないためである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)
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