テクマトリックス Research Memo(11):来期以降はマイナス要因の解消で売上高が急上昇する可能性
[14/06/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2016年3月期
クラウド受注の増大による一時的な減収・減益要因は、2015年3月期がピークであり、2015年3月期が計画どおりの成績を収めれば、2016年3月期以降はマイナス要因が解消され、急激に売上高が上昇する可能性がある。2016年3月期ないし2017年3月期に、連結売上高20,000百万円がひとつの目安となるようだ。
また、クラウド受注の増加で一時的な低下傾向にある売上高営業利益率は、2016年3月期ないし2017年3月期には、リーマンショック前と同じ水準である9%程度まで回復することが目標にされている。
さらに、これは何年先になるかは分からないものの、近い将来において、大手システム会社と真正面から受注を争うときが来ることも予想している。クライアントのクラウドへの理解が進み、クラウドの市場拡大とともに、大手システム会社もクラウド強化に打って出て来ると考えているためである。ただ、テクマトリックス<3762>では、目下進行中の構造改革により、クラウド化への事業シフトを進めておけば、その時は同社が大手システム会社に先行している立場になることから、十分に対抗できると見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤邦光)
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